
エンジンオイルの定期的な交換はエンジンの保護をするとともに車の安全走行に欠かすことのできない重要な点検です。
エンジンオイルの基本的な役割は人間でいう血液と似ていると思います。
エンジンが人間でいう心臓なら、エンジンオイルはその心臓を機能させるための血液です。エンジンオイルには心臓であるエンジンを守るという大切な役割があり、クルマを走らせれば走らせるほど汚れていきます。
人間もそうですよね、生きていくうちにストレスなどで血液も心もドロドロに汚れてしまいますよね.....(個人的主観)
エンジンオイルには様々な役割があります。代表的な5つを挙げてみます。
1.冷却作用・・・循環によりエンジン内部の熱を吸収し、熱を放散させることでオーバーヒートを防ぎます。
2.潤滑作用・・・エンジンパーツの金属同士が接触する部分を、油の膜で覆うことで保護し、摩耗を防ぎ、スムーズにエンジンを動かします。
3.密閉作用・・・圧縮・爆発の工程でガス圧の漏れを油膜で防ぎます。油膜はシリンダー内壁とピストンリングとの隙間を埋める役目も果たしたり、気密性を保持しエネルギー効率を向上させます。
4.防錆作用・・・エンジン内部の錆の原因となる、酸素や水分などが付着するのを防ぎ、錆を防ぎます。
5.分散洗浄・・・エンジン内部の汚れとなる、スラッジやカーボンを油中に分散させ、エンジン各部に堆積するのを防ぐことで洗浄する作用があります。
上記の役割のうち、人間の血液も1・3・5に関しては同じような役割を持ってます。
(私の知りうる知識の中では、ですが・・・間違っていたらすいません。)
エンジンオイルは油です。当然酸化します。酸化した油はエンジンに負担をかけます。
もし人間が、酸化した油を体内に取り込むと免疫力が低下したり、体内の酸化に影響があると言われています。(研究段階ですが・・)
当然、エンジンオイルが汚れれば、上記の役割を果たせなくなっていきます。(オイル性能の低下)人も一緒です。血液がドロドロで汚れていれば、脳梗塞や、心筋梗塞等の命に係わる病を発症する要因となります。
エンジンオイルを定期的に交換することで、エンジンの健康は飛躍的に守られます。
次回は、エンジンオイルを交換しないと具体的にどうなるかをご説明出来ればと思います。