車検時にお客様からよく質問をいただく
スパークプラグってなに?交換が必要なものなの?
今回は、スパークプラグについての基本的な知識から、種類や寿命などをご紹介していきます。
Q1.スパークプラグはどのような働きをする部品なのか・・・・
A1.スパークプラグはガソリンを燃焼させ、エンジンをつける為にはかかせない部品です。いわゆるガソリン車には必ずついている着火剤です。
スパークプラグが汚れていたり、劣化するとエンジンをかける際の始動が悪くなります。
ガソリンエンジンは、燃料と空気を混ぜた混合気をタイミングよく燃焼させて、動力を発生させています。ところが、燃料のガソリンは、高温の中でも自分では着火しにくく、タイミングよく燃焼させるには、「火」を着けてやる必要があります。ここで火花をとばし点火するのが"スパークプラグ"の役割です。プラグの火花により燃焼が起きるということは、プラグの性能のよしあしが、エンジン全体の性能を左右するということ。「クルマの心臓」にたとえられることが多いエンジンですが、スパークプラグは、「エンジンの心臓」ともいえる重要な役割を果たしています。
ですので、スパークプラグが劣化した状態で使い続けるのは危険です。スパークプラグが劣化した状態のまま使い続けてしまうと、
・燃費が悪くなる
・加速時に影響が出る
・エンジンのかかり具合が悪くなる
・アイドリングが不安定になる
といった数々の不具合が出てしまいます。最悪の場合、スパークプラグの劣化による不具合が原因で事故に巻き込まれる可能性もあります。そうならない為にも定期的に点検し、適切な時期に交換することが大切です。
スパークプラグはどこについているの?
言葉で説明するのもアレなので写真を載せます。写真のお車はHA25アルトになります。

赤〇で囲った部分にスパークプラグが取り付けられています。スズキの軽自動車は3気筒なのでスパークプラグが3つ。小型車は4気筒が多いのでスパークプラグは4つとなります。
赤〇をつける前の画像がこちら

で、これが取り外したスパークプラグです。

でこれが新品です。

違いが判りますでしょうか?

左が新品。右が使用後のスパークプラグ
逆L型の金属部分の長さが違うのがお判りでしょうか?
ここの部分はテーパーカット接地電極といいます。

スパークプラグの構造図(株)DENSO様ホームページより
テーパーカット接地電極が摩耗すると火花が飛び散りにくくなり、エンジン始動等に支障をきたします。
プラグの飛火と着火
↑↑
こちらでプラグの着火の様子の動画がみれます。(株)DENSO様ホームページより引用
長寿命タイプのスパークプラグの寿命は軽自動車の場合~60000キロ 小型はターボなしで100000キロ、ターボ有で60000キロ
※年式によって長寿命タイプのスパークプラグを採用していないものもございます。
スパークプラグの種類
白金プラグ・・・長寿命タイプ 交換時期60000キロ~100000キロ
一般プラグ・・・交換時期7000キロ~20000キロ
スパークプラグの点検は、通常ですと法定点検もしくは車検時の点検となります。
点検時にプラグ交換をすると工賃がお得になる事もあります。
当社取り扱いのスパークプラグは、DENSO製・NGK製が主となります。
岐阜スズキが取り扱うスパークプラグはDENSO製とNGK製が主となります。
・燃費が悪くなる
・加速時に影響が出る
・エンジンのかかり具合が悪くなる
・アイドリングが不安定になる
そんな症状がある方は一度点検をご依頼されてはいかがでしょうか?