スズキ株式会社(以下、スズキ)は10月27日、船外機の世界累計生産400万台を達成しました。
スズキは1965年に高塚本社工場で船外機の生産を開始しました。1979年に愛知県の豊川に生産拠点を移したのち、2018年に湖西工場へ移転し生産しています。海外では、1999年にタイ子会社のタイスズキモーター社 (以下、タイスズキ)にて生産を開始しました。
400万台目の船外機は、湖西工場で10月より生産が開始された「DF350AMD※」でした。
現在、湖西工場で中・大型船外機、タイスズキで小型船外機を生産しています。信頼性の高い船外機を、日本を含めた174の国と地域で販売しています。
鈴木社長は、「1965年の生産開始以来、独自性を持った船外機を目指し、常に新しい技術にチャレンジし続けたことが、累計生産400万台につながりました。スズキ船外機をご愛顧いただくすべての方へ、感謝申し上げます。今後もマリン事業活動を通じて、人と社会に必要とされるマリン製品、サービスを提供してまいります。」と述べています。
1965年02月 | 高塚本社工場にてスズキ初の船外機「D55」の生産を開始 |
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1979年05月 | 豊川で船外機の生産を開始 |
1999年10月 | タイスズキで生産を開始 |
2008年07月 | 静岡県湖西市に船外機技術センターが完成 |
2017年06月 | フラッグシップ船外機「DF350A」を発表 |
2018年05月 | 湖西工場船外機生産ライン稼働を開始 |
2020年03月 | スズキマリンテクニカルセンターUSAを新設 |
2022年07月 | マイクロプラスチック回収装置を搭載した船外機を生産開始 |
1965年 | 生産開始 |
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1989年 | 生産累計100万台達成 |
2004年 | 生産累計200万台達成 |
2014年 | 生産累計300万台達成 |
2022年 | 生産累計400万台達成 |
水があることで私たちの生活が成り立ち、また我々のマリン事業も成り立っていることに感謝し、スズキは船外機が使用される海、河川、湖を中心に、社員及びその家族にてボランティアによる清掃活動を2010年より毎年実施してきました。そして、2020年には、1.世界清掃活動、2.プラスチック梱包材の削減活動、3.海洋マイクロプラスチックの回収活動、の3つのテーマを骨子とした「クリーンオーシャンプロジェクト」を立ち上げ、水辺の環境を守る活動を続けてまいりました。
スズキは、「クリーンオーシャンプロジェクト」の取り組みをさらに加速させ、マリンの事業活動を通じて、水辺の環境を改善し、地域社会に貢献してまいります。
スズキのフラッグシップ「DF350A」の派生機種。船外機に操舵装置を内蔵することで、ボートとの取り付け部分がシンプルになり、搭載可能なボートの範囲が広がりました。10月より生産を開始、北米を中心に順次販売を開始します。