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スズキ in APRC
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スズキは古くからアジパシに参加して来ている。スズキスポーツ総帥のモンスター・タ
ジマこと田嶋伸博は、巨体を小さなカルタスに押し込めて激走、何度もF2チャンピオン
を獲得して来た。昨年はイグニス・キットカーで参戦、5度目のチャンピオンを獲得した。
その田嶋伸博が今年もまたアジパシに参戦する。
目的は二つ。第一はJWRCのため。これはJWRC全6戦の内4戦がターマック(舗装)
イベントで、ヨーロッパでのテストは当然ターマック中心となる。しかし残る2戦のグラ
ベルイベントのためのマシン造りには、アジパシのダートでの実践テストが非常に重要な
ものとなるからだ。JWRCでイグニスを駆るドライバーは現在3人。しかしFFマシン
でダートを闘って来たドライバーはいないのが現状。そうなると総帥の田嶋伸博自らがア
ジパシで実践ドライブすることが最も適しているとも言えるのだ。
そして第2の目標はイグニスによるアジパシF2連続チャンピオン獲得だ。かつてカル タスでアジパシを闘っていた当時は、ワークスのヒュンダイ・クーペ、マレーシアのプロ
トン・サトゥリア(三菱ミラージュ)、VWゴルフなど強力なライバルがいて、熾烈なチャンピオン争いが展開された。
田嶋選手の情熱! |
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30年以上前、学生時代にラリーの世界に足を踏み入れた田嶋選手は、以来今までずっと 内外でトップドライバーであり続けてきた。カルタスに乗るようになってからは、ぎりぎ
りまで贅肉を削ぎ落としたマシンを更に早く走らせるにはこれしかない、と自らの大減量 作戦を実行もした。アジパシ、パイクスピーク・ヒルクライム、国内のダートトライアル、
JWRC、と闘い続ける田嶋伸博。JWRCでは若手の育成ということもあり自らハンド ルを握る事は無いが、その情熱は52歳になる今も衰えることを知らない。 |
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才色兼備のナビゲーター、ジュリア・ラベット |
そして今年もアジパシで、そのモンスターをナビシートから操るのが金髪の英国美人ジュ リア・バレット。彼女はオーストラリア在住で、豪州選手権に出場する才色兼備のナビゲ
ーター。2年目となる今年はコンビネーションも更に良くなり、イグニスの連続チャンピオン達成を確実なものにしてくれることだろう。 |
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