戸建て住宅への設置工事の流れと注意点

最短半日で完了、設置工事はプロに頼めば大丈夫

戸建て住宅で充電設備を導入するにあたってEV充電設備の設置工事が完了するまでのステップと、施工業者に相談をする際、事前に知っておきたい情報をご紹介します。

設置工事の詳しい流れ

自宅に充電設備を設置する際の、より詳細な工事の流れをご紹介します。

自宅に充電設備を設置する場合のステップ。1. お申し込み、2. 現地調査、3. お見積もり、4. ご契約、5. お打ち合わせ、6. 設置工事の順に進みます。
STEP1:お申し込み
施工業者に工事のお申し込みをします。
STEP2:現地調査
施工業者の担当者が自宅を訪問し、設置場所の相談や、充電設備に電力を供給する電気配線の敷設ルートの確認を行ないます。また、現在の電力プランを確認し、変更が必要かどうか検討します。
STEP3:お見積もり
現地調査の結果に基づき、施工業者から工事費の見積もりが提示されます。
STEP4:ご契約
見積り金額の確認後、お客様と施工業者の間で契約が成立します。
STEP5:工事計画や日程などの打ち合わせ
工事は立ち会いが必要となるため、工事業者と工事日程を調整します。
STEP6:設置工事
戸建て住宅で行なう工事の場合、普通充電器であれば半日~1日、V2H設備であれば1日~2日が目安となります。

設置工事の注意点

ご自宅の環境や、電力プランに関して注意点があります。施工業者と相談する際にご確認ください。

自宅の環境を確認する
充電設備の設置工事を行なう場合、施工業者に現地調査を依頼しましょう。自宅の環境によっては、電力会社が電気引込線の工事を行なう必要があるなど、追加工事が発生して工事費も変わってきます。
使用可能な電圧を確認する
EVの充電設備は200Vの電圧を必要とする場合がほとんどです。工事前の現地調査の際、施工業者がお客様の自宅で200Vが使用可能かを確認します。もし利用できない場合でも、工事によって200Vに対応できることがあります。
築年数の新しい戸建て住宅は基本的に問題ありませんが、築年数が古い場合、200Vの使用に工事が必要となる可能性があり、その場合は工事内容が追加となります。
アンペアを確認する
EVを自宅で充電すると消費電力が増えます。そのため、電力会社との契約容量の見直しが必要になることがあります(例:30アンペアから60アンペアへの変更)。必要なアンペア数は以下の通りです。 ・3kW出力の充電器、あるいはコンセント:30アンペア
・6kW出力の充電器:60アンペア
適切な対策なしにEVを充電すると、ご自宅のブレーカーが落ちてしまいます。以下の対策を参考に、設定電力を超えないようにすることも大事です。
設定電力を超えないように充電器を使用する方法
・契約容量を使用電力が超えないように、プランを見直す。
・就寝時間中など、電気を使わない時間に充電する。
・設定電力を超えないように充電を制御する、デマンドコントローラー付充電器(※)を利用する。

※複数の充電器を使用する場合、電力の合計値を調整する機能を備えた充電器。

※当サイトに掲載の画像については海外仕様も含まれます。