卒FIT後の電気との付き合い方
EV・V2Hを導入して自家消費を増やす
卒FITの意味をはじめ、既存の設備を活用した場合、どのように電気料金の節約につながるのかご紹介します。
FIT期間からの卒業が「卒FIT」
再生可能エネルギーで発電した電気を国の制度「FIT(Feed-in Tariff:再生可能エネルギーの固定価格買取制度)」により、市場価格よりも高値で買い取ってもらう期間が終了すること。それが「卒FIT」と呼ばれています。卒FIT後は、国が定めた価格の買取は終了し、市場価格で買取されることになります。

- EVの活用(V2H)
- 太陽光発電の自家消費を上回る分の余剰発電分は売電することになりますが、V2H充放電設備があれば、昼間はEVに貯め、夜間はEVに貯めた電気を使用することができるようになります。卒FITへの対策としてEVが活用できます。
- FITの適用期間について
- 住宅用の太陽光発電の容量は3~5kWが一般的で、10kW未満の太陽光発電設備に対するFITの適用期間は10年間とされています。
- 卒FIT後の対策
(ご家庭での太陽光発電の場合) - 卒FIT後は売電価格は低下しますが、自家消費を増やし、なるべく電力会社からの購入電力を減らすことが節約につながります。
- 自家消費を増やす
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太陽光で発電した電力の自家消費を増やすことで、結果的に電気料金の節約につながります。
卒FIT後に売電した場合と自家消費した場合、どれくらい違いがあるか例を出してご紹介します。 例えば、電力会社から電気を買うと31円/kWh。
太陽光発電をした電気を売ると8.5円/kWhであったとき 買うときと売るときでは22.5円/kWhの差があるため、
できるだけ自家消費を増やしたほうがお得です。
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