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走行・環境性能
走りを研ぎ澄ますために、精緻を極めるために、エンジニアは妥協を許さなかった。
クルマの基本性能である「走る、曲がる、止まる」を高めた軽量高剛性の新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」。
プラットフォームの構造や部品の配置を全面刷新することで、アンダーボディーを理想的な骨格構造とし、基本性能の向上と軽量化を両立。屈曲した骨格を最短距離で滑らかにつなぐことで、合理的かつシンプルな形状とした。またサスペンション部品も骨格の一部として利用。さらに、骨格同士が結合する強い部分を部品の固定に利用することで補強部品を削減した。これらにより、ボディー剛性を向上させながら軽量化を実現。スイフトスポーツの俊敏で揺るぎない走りに大きな貢献を果たしている。
- *画像はハーテクトのイメージです。
強靭であり、軽量であること。すべてはドライビングのために。
「車両重量970kg※1」。軽量化とともに、より強靭なボディーシェルを実現。
ボディー剛性の向上と軽量化を高い次元で両立。超高張力鋼板や高張力鋼板を広範囲に使用し、強固なボディーを追求。その一方でボディーはもちろん、エンジンやサスペンションといった駆動系をはじめ、内装部品やシートといった細部まで徹底した軽量化を実施し、970kg※1という車両重量を達成した。
- ※1 6MT車の場合。6AT車は990kg。
- *イメージ図
優れた空力特性をもたらしたスポーティーなフォルム。
コンピューターシミュレーションによる解析と風洞実験を繰り返し、空気抵抗を大幅に低減した。例えば、アンダーフロアには効果的にカバーを配して、車体の下を流れる空力を最適化。大型のルーフエンドスポイラーは空気抵抗の最も少ない形状を追求するとともに、クルマが浮き上がる揚力を抑えることでタイヤのグリップ力を高め、走行安定性を向上させた。
- *風洞実験イメージ
即時に湧き上がるパワーは、技術者の情熱そのもの。
低回転域から高いトルクを発揮させ、どこまでも力強いパワーを実感させる1.4L直噴ターボエンジン。
最高出力(ネット) | 103kW<140PS>/5,500rpm |
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最大トルク(ネット) | 230N・m<23.4kg・m>/2,500-3,500rpm |
- *イメージ図
6MT
燃料消費率※2(国土交通省審査値) ※3 | 17.6km/L |
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市街地モード※3 | 13.8km/L |
郊外モード※3 | 18.8km/L |
高速道路モード※3 | 19.2km/L |
6AT
燃料消費率※2(国土交通省審査値) ※3 | 16.6km/L |
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市街地モード※3 | 11.9km/L |
郊外モード※3 | 17.6km/L |
高速道路モード※3 | 19.1km/L |
- ※2 燃料消費率は定められた試験条件での値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。
- ※3 WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード。市街地モード:信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定。郊外モード:信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定。高速道路モード:高速道路等での走行を想定。
- *WLTC=Worldwide-harmonized Light vehicles Test Cycle
- *< >内は、旧単位での参考値です。
数々の最新技術を採用するとともに、軽量コンパクト化を実現した新開発のブースタージェット エンジン。
燃料をシリンダー内に直接噴射することで、燃料消費を抑えながら混合気を冷却してノッキングを抑制する直噴システムを採用。燃費を向上させた軽量・小型エンジンをベースに、排気ガスを利用して圧縮した空気をシリンダー内に強制的に送り込むターボチャージャーを搭載した。走り出した瞬間から力強いトルクが発揮され、さらに踏み込めば、どこまでもパワーが吹き上がるダイナミズムを実感できる。
デュアルエキゾーストパイプ
マフラー内部の構造と容量を見直し、排気音チューニングを施すことで、低音の効いた排気音を実現した。
ウエストゲートバルブノーマルクローズ制御
ターボチャージャーから圧送された空気量(過給圧)をウエストゲートバルブの開閉によって精密にコントロール。エンジン・レスポンスを向上させ、あらゆるギヤ、あらゆる回転域から鋭い加速を実現させた。
スズキ純正エンジンオイル ECSTAR F(エクスター エフ)
パワーが路面へ放たれる時、ドライバーの心も解き放たれる。
走りのために徹底的にチューニングされた6MT。
高トルクなエンジンの性能を最大限に生かすため、トランスミッションのギヤ比をクロスレシオ化。アクセルペダルを踏み込む度、吹き上がるエンジンパワーをダイレクトに味わえる。ショートストローク化に加え、シフトフィールを高めるとともにクラッチミートのポイントを最適化し、カチッと決まる操作感を実現した。また、素早いシフト操作を可能にするため、1速および2速のトリプルコーンシンクロに加えて、3速にはダブルコーンシンクロを採用。操作荷重、剛性のチューニングを行ない、スムーズでダイレクト感のあるスポーティーなシフトフィーリングを実現した。
- *イメージ図(6MT)
従来のATの概念を変えるスポーティーな6AT。
鋭い加速をもたらすギヤ比を設定するなど、スポーティーな走りのためにチューニングされた6AT。コーナーの手前ではアクセルを離しても、シフトアップさせずにギヤをキープ。立ち上がりでキックダウンするタイムラグがなくなり、アクセル操作に対して瞬時に加速する。また、パドルシフトを操作すれば、指先での素早いシフトアップ/ダウンが可能。
正確無比なコーナリング。そこに真っ直ぐな思想がある。
路面を確実に捉える強靭なフロント マクファーソンストラット式サスペンション。
ワイドトレッド化にともないロアアーム長を拡大させ、タイヤと路面間の接地角度の変化量を抑制。さらに、高剛性ハブベアリングユニットを新開発し、車軸支持剛性も向上させた。スタビライザーやコイルスプリング、ブッシュ類を専用チューニング。コントロール性に優れたハンドリングと路面を確実に捉える優れたロードホールディング性能を実現。
- *イメージ図
粘り強いスタビリティをもたらす、リヤ トーションビーム式サスペンション。
旋回時など車両の横方向に大きな力が加わる際にもタイヤをしっかりと路面に接地させるために、トーションビームのトレーリングアーム形状を見直し、車軸の支持剛性を向上させた。さらに、トーションビームのねじり剛性とコイルスプリングを専用にチューニング。優れたフロントサスペンションと相まって、コーナリング時における車両姿勢の最適化と路面追従性の向上を行ない、ロールを抑えた俊敏なコーナリング性能と粘り強いスタビリティをもたらすサスペンションに仕上げた。
スポーツ走行で定評のある、モンロー(R)製ストラット&ショックアブソーバー。
歴代モデルに引き続き、フロントストラットとリヤショックアブソーバーにモンロー(R)製を採用。ストロークの初期からスムーズに減衰を効かせることで、ロールを抑えた揺るぎないコーナリング性能と不快なショック感をともなわない質感の高い走りをもたらす。
- *モンローはTenneco Automotive Operating Company Inc.の登録商標です。
力強いエンジンパワーに対応するブレーキングパワー。
フロントには厚みを増した大径のベンチレーテッドディスクを採用し、高速度域からの制動性能と耐フェード性を高めた16インチのブレーキシステムを搭載。また、専用の17インチアルミホイールを新開発。鋳造後にリム部をローラーで引き延ばすフローフォーミング成形を採用することで軽量化を図り、16インチと同等の重量を実現した。重量を軽減することで、俊敏な走りとともにブレーキ性能の向上にも貢献している。
狭い道でも取り回しがしやすい最小回転半径5.1m。
ロングホイールベースでありながらもフロントタイヤの切れ角を大きくすることで、最小回転半径5.1mを実現。狭い路地や駐車場などでも取り回しがしやすく快適。