おクルマをご使用の際に、ちょっとした不注意や誤解、誤操作などにより思わぬ危険や事故を引き起こす場合があります。
そうした事故を防ぐために、特に心がけていただきたいポイントをご紹介いたします。
より安全で快適なカーライフをお過ごしいただくために、お役立てください。
ブレーキの踏み方
ブレーキペダルを踏みこむ力は、エンジンの負圧と大気圧に差を利用し、ブレーキ倍力装置によって軽減されています。
エンジン始動直後やABS作動時などにブレーキペダルを踏み込んだ感触が堅く感じることがありますが、故障や異常ではありません。
ブレーキペダルをそのまま強く踏み続けてください。
エンジン始動直後やエアコン使用時の注意事項
エンジンが止まらないようにコンピューターがエンジン回転数を高くするように設定されているため、負圧が低下し、ブレーキ倍力装置の作動が弱くなります。
また、オートマチック車では、エンジン回転の上昇により、クリープ現象(※1)が強くなることがありますので、信号待ちなど一時停止しているときは、ブレーキペダルを特にしっかり踏んでください。
※1エンジンをかけて停車しているときは、セレクトレバーが【P】【N】以外に入っていると、アクセルペダルを踏まなくても車はゆっくり動き出します。これをクリープ現象といいます。
ブレーキペダルを必要以上に踏み込まないでください
ブレーキペダルに足を乗せたまま走行したり、必要以上に頻繁にブレーキを踏んだりするのはやめましょう。
ブレーキ倍力装置の負圧が低下し、ブレーキ倍力装置の動作が弱くなります。また、ブレーキ装置が過熱してブレーキが効かなくなる恐れがあります。
長い下り坂ではエンジンブレーキ(※2)を併用してください。
※2エンジンブレーキとは、走行中にアクセルペダルから足を離したときにかかるブレーキ効果のことです。エンジンブレーキは低速ギヤほどよく効きます。
クルマの取り扱い方法など詳しくは、クルマに備え付けの「取扱説明書」をお読みください。