みなさんこんにちは
前回は路面凍結の起こりやすい場所を紹介しました。
では、路面凍結は通常の路面と比べると、どれくらい滑るのか
知っておくと、ゆっくり走らなければいけない理由がよく分かります。

◎「4急」は危険です!◎
4急とは
「急発進・急ブレーキ・急ハンドル・急加速」です。
この動作は路面凍結・雪道ではタブーです
タイヤが空回り滑る、ブレーキ時にロックがかかり横滑りしていくなど
かなり危険です
もう一点危険なのが、スタッドレスタイヤではないのに
雪道・路面凍結した道路を走ることです
◎ブレーキからの制動距離◎
ブレーキをかけてから完全に停止するまでの距離を制動距離と言います。
空走距離(ブレーキをかけるまでに車が進んだ距離)+制動距離=停止距離
空走距離はブレーキをする判断に時間がかかれば長くなります。
特に疲労時には長くなります。
通常時の制動距離は時速40kmの場合、11mです。
これに空走距離11mを足すと、完全に停止するまでに22mも進みます。
横断歩道を渡っている人を見つけるのが22m手前でなければ、
轢いてしまう事になります
これが時速60kmの場合は2倍になります。
では、積雪時・路面凍結時にはどうなるでしょうか
積雪時↓↓
時速40kmの場合には約53mにもなると言われています。
(空走距離・約11m+制動距離・約42m=約53m)
およそ、2.5倍です。
路面凍結時↓↓
時速40kmの場合には約73mにもなると言われています。
(空走距離・約11m+制動距離・約62m=約73m)
およそ、3.5倍です。
このように、乾燥時の路面との差は歴然です
ですので、4急は行わずに
「ゆっくり発進・ゆっくりブレーキ・ゆっくり加速」
を心がけて下さい。