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四輪車 リコール・改善対策

2023年3月31日

リコール届出番号 5298

エブリイ、キャリイのリコールについて

スズキ株式会社は、エブリイ、キャリイについて、下記のリコールを国土交通省に届け出いたしました。
ご愛用の皆さまには、大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。
対象となるお客様には、お知らせのダイレクトメール、またはスズキ販売店等からご案内させていただきますので、お早めに最寄りのスズキ販売店へご連絡いただき、修理(無料)をお受けいただきますようお願い申し上げます。

リコール詳細

リコール開始日 令和5年3月31日
不具合の内容
  • ①機械式自動変速機(AGS)のクラッチケーブルにおいて、防水のための被覆構造が不適切なため、芯線に錆が発生するものがあります。そのままの状態で使用を続けると、クラッチケーブルの芯線が破断し、警告灯が点灯するとともに変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
  • ②機械式自動変速機(AGS)のオイルポンプとオイルポンプ駆動用モータのジョイント部において、外部との通気構造が不適切であったため、オイルポンプからオイルが滲んだ場合、オイルが空気と共に、モータ側に浸入することがあります。そのままの状態で使用を続けると、モータ内部が短絡して作動しなくなり、警告灯が点灯するとともに変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
  • ③機械式自動変速機(AGS)において、オイルポンプ駆動用モータのブラシ材質が不適切なため、高温、高湿条件においてブラシが膨張し、摺動不良となるものがあります。そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ブラシが固着してモータが通電不良により作動しなくなり、警告灯が点灯するとともに変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
改善の内容 全車両、アクチュエータを点検し、該当アクチュエータの場合は、
  • ①クラッチケーブルを対策品に交換します。
  • ②オイルポンプとオイルポンプ駆動用モータを対策品に交換します。
  • ③オイルポンプ駆動用モータを対策品に交換します。

対象車両

車名 型式 通称名 リコール対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲
及び製作期間
リコール対象車の台数 備考
スズキ EBD-DA16T キャリイ DA16T-168641~DA16T-229862
平成26年8月18日~平成27年8月3日
3,013
3,013
0
3,013
DA16T-240002~DA16T-372907
平成27年8月3日~平成29年10月31日
6,462
6,462
5,162
6,462
DA16T-380003~DA16T-494232
平成29年11月1日~令和元年9月6日
9,704
9,704
6,881
9,704
DA16T-520001~DA16T-621817
平成30年12月21日~令和3年7月5日
3,713
2,413
0
3,713
HBD-DA17V エブリイ DA17V-100088~DA17V-244615
平成27年2月3日~平成29年5月8日
111,454
111,454
63,248
111,454
DA17V-250004~DA17V-393802
平成29年5月8日~令和元年6月4日
48,378
48,378
44,522
48,378
DA17V-420005~DA17V-532960
令和元年6月4日~令和3年7月14日
20,247
14,548
0
20,247
合計 202,971
195,972
119,813
202,971

交換修理用部品として出荷し、組付けられた車両が特定できないもの

対象の製品名 部品番号 対象部品の出荷期間 対象数 備考
アクチュエータアッシ 2330T-64PJ7 令和2年11月1日~令和3年5月1日 116  
2330T-64PJ8 令和3年4月1日~令和3年7月1日 122  
2330T-64PK7 令和2年11月1日~令和3年5月1日 38  
2330T-64PK8 令和3年4月1日~令和3年7月1日 69  
2330T-64PN7 令和2年11月1日~令和3年5月1日 891  
2330T-64PN8 令和3年4月1日~令和3年7月1日 1,439  
2330T-64PP7 令和2年11月1日~令和3年5月1日 571  
2330T-64PP8 令和3年4月1日~令和3年7月1日 802  
2330T-82MH6 令和2年11月1日~令和3年5月1日 90  
2330T-82MH7 令和3年4月1日~令和3年7月1日 174  
2330T-82MJ5 令和2年11月1日~令和3年5月1日 8  
2330T-82MJ6 令和3年4月1日~令和3年7月1日 17  
合計 4,337  

交換修理用部品が組み付けられた車両は、同様の改善を実施します。

改善箇所説明図 ①

機械式自動変速機(AGS)のクラッチケーブルにおいて、防水のための被覆構造が不適切なため、芯線に錆が発生するものがあります。そのままの状態で使用を続けると、クラッチケーブルの芯線が破断し、警告灯が点灯するとともに変速不能及び走行不能となるおそれがあります。

改善の内容

全車両、アクチュエータを点検し、該当アクチュエータの場合はクラッチケーブルを対策品に交換します。

識別:
IDプレートに水色のシールを貼付します。
注:
は交換部品を示します。

改善箇所説明図 ②

機械式自動変速機(AGS)のオイルポンプとオイルポンプ駆動用モータのジョイント部において、外部との通気構造が不適切であったため、オイルポンプからオイルが滲んだ場合、オイルが空気と共に、モータ側に浸入することがあります。そのままの状態で使用を続けると、モータ内部が短絡して作動しなくなり、警告灯が点灯するとともに変速不能及び走行不能となるおそれがあります。

改善の内容

全車両、アクチュエータを点検し、該当アクチュエータの場合はオイルポンプとオイルポンプ駆動用モータを対策品に交換します。

識別:
IDプレートに水色のシールを貼付します。
注:
は交換部品を示します。

改善箇所説明図 ③

機械式自動変速機(AGS)において、オイルポンプ駆動用モータのブラシ材質が不適切なため、高温、高湿条件においてブラシが膨張し、摺動不良となるものがあります。そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ブラシが固着してモータが通電不良により作動しなくなり、警告灯が点灯するとともに変速不能及び走行不能となるおそれがあります。

改善の内容

全車両、アクチュエータを点検し、該当アクチュエータの場合はオイルポンプ駆動用モータを対策品に交換します。

識別:
IDプレートに水色のシールを貼付します。
注:
は交換部品を示します。

ご注意

対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合がありますので、詳しくは最寄りの販売店にお問い合わせください。
対象車の製作期間は、ご購入の時期とは異なります。

お問い合わせ先

スズキ(株)お客様相談室

お電話の場合
電話番号:フリーダイヤル 0120-402-253
オープン時間:9:00~12:00、13:00~17:00

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