

スズキ株式会社(以下、「スズキ」)が開発した船外機向けアルマイト(陽極酸化)処理技術「Edge-eCoat(エッジ・イーコート)」が、9月にフランスで開催されたカンヌボートショー2026(Cannes Yachting Festival)の「Innovation Route Award」において、「Best Sustainable Product 賞」を受賞しました。同賞は環境負荷低減に加え、技術的な革新性と実用性を兼ね備えた製品・技術に贈られるもので、スズキとして初受賞となります。
スズキが開発した「Edge-eCoat」は、量産船外機のエンジン部品向けに世界で初めて※1アルマイト処理を適用した表面処理技術です。船外機は、エンジンの冷却のために海水などを取り込みながら走行するため、冷却水路には腐食を防ぐための処理を施す必要があります。「Edge-eCoat」は、冷却水が通るエンジン部品に均一なアルマイト処理を施すことで、海水に対する高い耐食性を実現しました。さらに、従来の耐食性向上のための塗装工程と比較して加工時のCO2排出量を68%削減し、カーボンニュートラルの実現にも貢献します。
スズキは、2024年8月より船外機「DF140B」への「Edge-eCoat」の採用を開始し、同年9月から販売を開始しました。現在は「DF140BG」「DF115BG」「DF115B」「DF100C」にも展開しており、今後も順次、適用機種を拡大してまいります。
「カンヌボートショーにおいて、『Edge-eCoat』が『Best Sustainable Product賞』を受賞したことを大変光栄に思います。このたびの受賞は、スズキに根付く“やらまいか精神”のもと、量産船外機のエンジン部品へのアルマイト処理という前例のない挑戦を実現し、製品の高い耐食性と製造時の環境負荷低減を両立した当社の生産技術の革新性が高く評価されたものと受け止めております。スズキは今後も、お客様に価値ある製品を提供するとともに、持続可能な社会の実現に向けた技術開発に取り組んでまいります。」