車名、車両型式、エンジン、駆動装置など車両を特定するために必要な情報で、環境性能を表すものではありません。
車両の環境性能を比較するための情報です。
自動車を使用から廃棄するまでに比較的環境負荷が大きく、車種間で比較可能な以下の項目を取り上げています。
従来の測定法(10・15モード燃費)より実際の走行パターンに近くなるように、冷えた状態からのスタート・測定時間の延長・平均時速の引き上げ・重量区分の細分化など、細かな試験方法を取り入れて測定した燃費値です。乗用車や軽・小型貨物車に適用されています。
WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。市街地モードは、信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定し、郊外モードは、信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定、高速道路モードは、高速道路等での走行を想定しています。
モード燃費値から、地球温暖化の原因となるCO2の排出量を算出した値です。
平坦な舗装路を一定の速度60㎞/h(50cc以下は30㎞/h)で走行して計測した燃費値です。国土交通省に型式指定または認定を受ける際の届出値です。
発進・加速・停止など、より使用実態に近い国際的走行モードにもとづいて計測された排出ガス試験結果から算出された燃費値です。定地燃費値に併記することを自主的に順次開始しています。走行モードは排気量と最高速度によって、クラス分類されています。
(注) 燃料消費率はいずれも定められた試験条件のもとでの値です。お各様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)、車両状態(装備、整備等)に応じて燃料消費率は異なります。
国土交通省の認可を取得した排出ガス規制レベル(規制年)、排出ガス測定物質の規制値(g/km)、試験モード※を表示します。低排出ガス認定車(四輪車)の場合は、基準となる規制年と排出ガス測定物質の認定値(g/km)を表示しています。
四輪車は「JC08H+JC08 Cモード」または「WLTCモード」、二輪車は「二輪車モード」または「WMTCモード」に基づき測定されています。「WLTCモード」と「WMTCモード」は、国際基準に基づく試験法です。
国土交通省の認可を取得した規制レベル(施行年)と加速走行騒音の規制値を表示しています。
新車のエアコン冷媒に使用されているフロンの種類(GWP値※)と使用量を表示しています。
※GWP:Global Warming Potential(地球温暖化係数)
現在使用されているフロンHFC-134aはオゾン層を破壊しないものの温暖化効果があるので、大気への放出禁止や廃棄時の適正な回収が必要です。フロン法において、乗用車用エアコン冷媒は2023年度以降、商用車エアコン冷媒は2029年度までに、環境影響度を製造者等ごとに出荷台数で加重平均した値が目標値150を上回らないことが求められております。
車室内のVOC(揮発性有機化合物)濃度が、厚生労働省の指針値以下であることを表しています。対象は国内生産・国内販売車です。
鉛・水銀・六価クロム・カドミウムの4物質を対象とした環境負荷物質の削減を推進している状況です。
削減物質 | 削減目標 |
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鉛※1 | 2006年1月以降:1996年時点での平均乗用車の鉛使用量※2の1/10以下 |
水銀 | 2005年1月以降:使用禁止 ただし、交通安全上必須な以下の部品の極微量使用は除外
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六価クロム | 2008年1月以降:使用禁止 |
カドミウム | 2007年1月以降:使用禁止 |
鉛※1 | 2006年1月以降:使用量は60g以下 |
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水銀 | 2004年10月以降:使用禁止 ただし、交通安全上必須な以下の部品の極微量使用は除外
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六価クロム | 2008年1月以降:使用禁止 |
カドミウム | 2007年1月以降:使用禁止 |
環境性能を定量的に比較するものではありませんが、企業として取り組み等の参考情報を提供しています。