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LCA

LCA※1の結果

スズキは、製品の環境への影響を把握するため、走行段階だけではなく原材料の製造から廃車処理までのライフサイクル全体を対象に、具体的な数値で評価することのできるLCAの手法を採用しています。このLCAの結果※2を製品開発※3や事業活動に活かすことによって、環境負荷の低減を推進しています。

スズキのLCA評価段階

  • ※1 Life Cycle Assessment
    製品が、原材料の製造から廃棄されるまでの各段階において、環境に与える影響の可能性を算出して全体を評価する手法です。
  • ※2 相対的な環境改善効果を確認するため、評価結果は指数で示しています。
  • ※3 自動車のCO2排出量は走行段階が多くを占めています。スズキでは、走行段階のCO2排出量を削減する研究開発を進めています。例えばスイフトでは、ハイブリッド技術の搭載により前モデル比でCO2を約4.3%削減しています。
    ハイブリッドについてはこちらをご覧ください。
    スズキの次世代テクノロジー

スズキ車のライフサイクル段階別CO2排出量割合

  • ※4 2018年10月より燃費測定モードがJC08モードからWLTCモードに切り替わったため、ハスラーについては、新モデルのみのグラフで示しています。
  • *自動車の生涯走行距離11万km(13年)を各モードで走行した場合の結果です。
  • *走行段階では、タイヤやエンジンオイル、バッテリーなどの交換部品の製造を考慮しています。

車種毎のCO2排出量比率(%)

  • *自動車の生涯走行距離11万km(13年)をJC08モード、WLTCモードで走行した場合の結果です。

大気汚染物質の排出量比率(%)

スズキでは、CO2以外にも大気汚染物質に関するLCA算定を行っています。
新型ソリオ(ハイブリッド搭載車)は、走行段階におけるNOx及びSOxを削減することができました。一方で、車両の軽量化に伴う鉄からアルミへの材料置換などの影響により、走行時以外の段階でSOx及びPMの排出量が増加してしまいました。
ススキでは引き続き、CO2以外の物質についても低減のための取組を推進して参ります。

ソリオの実施結果

ソリオ マイルドハイブリッド車のNOxを100%とした場合の比率

A:マイルドハイブリッド搭載車(2020年12月発売)
B:ハイブリッド搭載車(2022年12月発売)

  • NOX:窒素酸化物(Nitrogen Oxide)
  • SOX:硫黄酸化物(Sulfur Oxide)
  • PM:粒子状物質(Particulate Matter)
  • NMHC:非メタン炭化水素(Non Methane Hydrocarbons)