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健康宣言

【お客様の笑顔は社員の笑顔から生まれる】をキャッチフレーズに、
スズキグループで働くすべての従業員が社是を実践し、
心も身体も健康で、明るく生き生きと働くことができ、
その結果、お客様が笑顔になるような製品をご提供できるよう、
チームスズキ一丸となって、健康経営活動に取り組みます。

代表取締社長 鈴木俊宏

健康経営有料法人

健康経営®で目指す姿

推進体制

代表取締役社長をトップに、人事部が推進事務局を担います。
推進に当たり、従業員の健康を支える産業医・保健師・看護師など専門職の意見を積極的に取り入れ、労使で連携し推進いたします。
また、健康経営推進チームメンバーは、健康経営アドバイザーの資格を取得し、健康経営についての理解を深めると共に、自社の取り組みを広く社内外へご紹介できるよう活動をしています。

戦略マップ

  • ※1 何らかの健康問題によって業務効率が落ちている状態
  • ※2 欠勤をすることによって業務ができなくなる状態
  • ※3 活力(仕事から活力を得ている)・熱意(仕事に誇りとやりがいを感じる)・没頭(仕事に熱心に取り組んでいる)が満たされている状態

健康経営推進のKPI(重要業績評価指標)

項目 測定方法 2022年度 2023年度 2025年度目標
出勤率
→勤務の場所や時間に関わらず
業務が遂行できている比率
メンタルへルス不調による休職をせず業務が遂行できている従業員の比率 99.2% 100%
メンタル以外の疾病による休職をせず業務を遂行できている従業員の比率 99.8% 100%
プレゼンティーズム
→何らかの健康問題によって
業務効率が落ちている状態
SPQ(Single-Item Presenteeism Question 東大1項目版)
を用いた従業員調査結果の平均
(どの程度のパフォーマンスを発揮できているか)
→スコアは大きい方が良い状態を示します
71.0% 80%
ワークエンゲージメント
→活力・熱意・没頭が満たされている状態
ユトレヒト・ワーク・エンゲージメント
短縮版を用いた従業員調査の結果の平均
(0=全くない~6=いつも感じる)
→スコアは大きい方が良い状態を示します
2.71 3.5
  • ※2023年度は期間中のため未記載

健康指標

項目 2021年度 2022年度 2025年度目標
定期健診 受診率 100% 100% 100%を継続

定期健診 再検査受診率

71.3% 59% 100%
特定健診実施率 99.4% 99.5%(※2) 100%
特定保健指導実施率 53.1% 57.8%(※2) 55%→60%
(2022年度で達成のため目標更新)
ストレスチェック回収率 95.2% 93.0% 95%以上
喫煙率 24.8% 26.2% 15%以下
運動習慣がある(※1)
(1回30分以上週2日以上を1年以上実施している)
25.5% 20.6% 30%以上
睡眠で休養が十分とれている(※1) 61.6% 62.5% 65%以上
朝食を抜くことが週に3回以上ある(※1) 17.4% 18.6% 10%以下
飲酒の習慣がある(※1)
(毎日1合以上の習慣)
11.7% 10.7% 10%以下
肥満率 32.0% 30.7% 25%以下
糖代謝項目 有所見率 14.7% 14.2% 12%以下
脂質項目 有所見率 29.3% 27.5% 25%以下
血圧 有所見率 8.9% 11.8% 8%以下
  • ※1 定期健康診断の健康診断問診票より算出
  • ※2 2023年9月末現在の集計で記載

 

社員の働き方やコミュニケーションに関する指標(社内無記名アンケートより)

職場に愛着があると回答した社員は、全体の56%でした

健康経営有料法人

職場の人間関係は良好だと感じると回答した社員は、全体の70%でした

健康経営有料法人

仕事とプライベートのバランスはうまく取れていると回答した社員は、
全体の60%でした

健康経営有料法人

健康経営の具体的な取り組み

社内浸透の取り組み

健康経営って何だろう?自分たちにどう関わってくるんだろう? という社員からの声を元に、健康経営の取り組みや課題について、 社内での理解を深めるための取り組みを実施いたしました。 これらの取り組みにより、健康経営の社内の認知度は、 12%(2022年10月)→74%(2023年9月)へと大幅に上昇しました。

・トップメッセージ発信
『お客様の笑顔は、社員の笑顔から生まれる!』を健康経営キャッチフレーズとして、会社一丸で健康経営を推進していこう!と、社長から全従業員に対し、メッセージを発信しました。

・定期的な情報発信
健康経営推進チームから、月に1回ペースで【健康経営ニュース】を発行し、従業員へ健康経営活動についての情報を発信するとともに、活動に対するアイディアや、意見を募集する取り組みを実施しています。

・キャラクター公募
健康経営推進のシンボルとなるマスコットキャラクターを、社員がデザインし、社内で名前の公募を行うイベントを、労使共同で開催しました。

健康経営キャラクター
キャプテン・ケンタくん

へルスリテラシー向上の取り組み

・経営層と従業員の座談会
社長をはじめ経営層と従業員が、健康管理をテーマに、座談会を定期的に開催しています。そして座談会の様子を、動画で社内へ発信することで、従業員のへルスリテラシー向上をはかっています。

・健康情報の発信
『今は興味のないあなたにも、何かの時にお役に立てる』をコンセプトに、医務室通信【はなえみ】を月に1回発行しています。
【はなえみ】は1分程度で読めるボリュームで、身近な健康情報を掲載しています。

・医務室キャラクター
医務室のシンボルとなるマスコットキャラクターを社員がデザインし、医務室が従業員にとって身近に感じられるよう、様々な場面に登場しています。

  • ※はなえみ:はなえみ(花笑み)とは大和言葉で、花が咲くような華やかな笑顔・咲いた花のように微笑むこと  医務室が 【スズキで働くすべての人に笑顔があふれるよう 】願ってネーミングしました。

社長と従業員の座談会の様子

副社長と従業員の座談会の様子

医務室キャラクター
はなえみちゃん

定期健康診断および事後処置

法定の定期健康診断は、受診率100%を目標に掲げて実施しています。
40歳未満の従業員には、採血・心電図を含む全項目の健診項目を実施しています。
40歳以上の従業員には、費用会社負担で、人間ドック受診を実施しています。
健康診断の結果は、すべて産業医が判定し、再検査対象者へは、再検査調査票を配布した上で、社内医務室にて受診結果の確認・受診勧奨を行っています。また生活習慣病ハイリスク者へは、社内産業医・保健師・看護師より、従業員個々の問題に沿った相談・指導を行っています。

特殊健康診断・特定業務従事者健康診断

職業性疾病予防の観点から、疾病リスクのある特定の業務従事者に対して行う、特定業務従事者健康診断および特殊健康診断の、確実かつ効果的な実施に努めています。異動や作業内容の変更による実施漏れを防ぐために年2回の対象者調査を実施するとともに、作業状況の確認を現場と連携し行っています。また、各健康診断の結果は、産業医がすべて判定し、社内医務室にて必要に応じ、事後フォローを実施しています。

両立支援の取り組み

次世代育成支援対策増進法に基づく「くるみん認定」を受けており、両立支援の取り組みに力を入れています。いつでもどこでもスマホで相談できる、産婦人科・小児科オンライン相談サービスを導入し、気軽に専門家に相談できる環境を整備しています。
また、コロナ禍では開催を中止していたパパママ情報交換会を再開しました。 パパママ情報交換会は、育児休職中の社員とその配偶者を対象にしており、育児休職からの復帰経験を持つ社員からの経験談や、社員同士の交流を通して、不安なくスムーズに職場に復帰でき、復帰後も気軽に相談できる体制を築くこと、共働きの子育てについて夫婦で理解を深めることを目的に開催しています。 情報交換会では、弊社産婦人科産業医による産後の体調や育児・授乳や卒乳についての講習も実施しており、参加した社員からは大変好評です。

パパママ情報交換会の様子

長時間勤務による健康障害の予防

時間外労働が月80時間超の従業員に対して産業医による面接指導を義務付け、産業医面談で所見があった場合には、その内容により時間外時間の軽減、有給休暇の取得促進等の産業医勧告を所属長宛てに通知し、その後もフォローアップを実施しています。また、2023年3月より時間外労働が月60時間超の対象者に問診の実施を開始し、必要に応じ産業医面談等の対応を行っています。

生活習慣病対策

社内健康診断結果の分析から、糖尿病予備軍が多い傾向があることから、野菜摂取を促進する取り組みを実施しています。
2023年度は野菜摂取の状況を見える化するイベントを本社・大須賀工場で開催しました。
イベントにより、野菜を摂取することが従業員の生活の中へ定着する様、複数回にわたりイベントを実施しています。

本社開催時の様子

大須賀工場開催時の様子

特定保健指導(※)実施率アップの取り組み例

特定保健指導対象者は、特定健診当日に初回面談を実施できる様、従業員へ呼び掛けを行っています。
また、健康保険組合と各事業所医務室が連携して対象者を把握し、健診機関で指導を受けられなかった対象者は、社内医務室でも特定保健指導を受ける事が出来る仕組みを作っています。

  • ※ 特定健診の結果から、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、専門スタッフ(保健師、看護師など)が生活習慣を見直すサポートをします。

メンタルへルス対策

メンタルへルス対策の取り組みとして、スズキ塾にて各種階層別教育、セルフケア・ラインケア教育などを実施しています。それに加え、事業所ごとに独自のセルフケア教育や、ラインケア教育を実施しています。2022年度のメンタル講習参加者は、4,972名で、対象者に占める参加者の割合は、93.7%でした。
また、相談体制として社内医務室や心の相談室(外部精神科医や臨床心理士によるカウンセリングを無料で受けられる相談室)に加え、仕事上のストレス・私生活上の悩みにも相談できるようEAPサービスを導入し、従業員だけでなくその家族も利用できる環境を整備しています。

運動習慣促進の取り組み

スズキアスリートクラブの選手がアイディアを出し、簡単な動きで運動効果の高い【スズキオリジナル体操】を作成しました。スズキオリジナル体操を全社に広める活動として、アスリートクラブ選手が各事業所を回り、体操指導を実施しています。
また浜松市と連携し、浜松市の提供する歩数アプリを社内へ紹介しています。誰でも参加ができ、月間の歩数・消費カロリーの管理・歩数ランキングなど、日々の健康づくりの見える化を実施しています。

金型工場開催時の様子

女性の健康支援

女性の健康や男性社員がパートナーの健康に関する相談を気軽に受けられる、産婦人科専門医による健康相談窓口を開設しました。
また、女性の健康に関する教育を定期的に実施しました。対象者を全従業員とすることで、男性にも女性特有の健康課題への理解を促しています。

海外駐在員の健康支援

海外駐在者と帯同家族に対し、駐在前・後の健診・予防接種を社内で行っています。
また、海外駐在中もオンライン会議システムなどを通し、社内産業医・保健師・看護師による相談・指導を受ける事が出来る仕組みを作っています。

受動喫煙防止の取り組み

禁煙チャレンジャーを募集し、健康保険組合にて禁煙にチャレンジする従業員に禁煙外来費の半額(上限1万円)を助成しています。
また、受動喫煙防止の取り組みとして、屋内全面禁煙・喫煙場所(屋外)や喫煙時間の限定を行っています。 社員と社員の家族の健康のために、禁煙したい社員を全社挙げてサポートしていきます。

健康経営につながる福利厚生制度

社内福利厚生制度のひとつ、カフェテリアプラン(選択式福利厚生制度)では、メニューに多くの健康支援項目や両立支援項目(※)を用意し、従業員のニーズに合った補助を提供しています。

  • ※育児や介護サービス・用品購入や、配偶者健診利用、予防接種費用、フィットネス・スポーツ施設利用など

お取引先様への情報提供

当社は、サプライチェーン全体での共存共栄の推進に向けて、お取引先様へ、当社の【健康経営の取り組み】についてご紹介するなど、情報提供を行っております。

社外からの評価実績

健康経営優良法人2024に認定されました。
「健康経営優良法人」は、経済産業省・日本健康会議により、健康増進の取り組みを実践している法人を顕彰する制度です。
その中で、優良な健康経営を実践している企業として【健康経営優良法人】を認定しています。当社は2021年に健康優良法人に認定されて以来、毎年継続して認定評価を受けています。

くるみん

次世代育成支援対策推進法に基づく「くるみん認定」を受けました。
くるみん認定とは、仕事と育児の両立をサポートの一定基準を満たした企業に対し、厚生労働大臣が「子育てサポート企業」として認める制度です。

  • ※「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。