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健康宣言

【お客様の笑顔は社員の笑顔から生まれる】をキャッチフレーズに、
スズキグループで働くすべての従業員が社是を実践し、
心も身体も健康で、明るく生き生きと働くことができ、
その結果、お客様が笑顔になるような製品をご提供できるよう、
チームスズキ一丸となって、健康経営活動に取り組みます。

代表取締社長 鈴木俊宏

健康経営有料法人

健康経営®で目指す姿

推進体制

代表取締役社長をトップに、人事部が推進事務局を担います。
推進にあたり、事業所毎に健康推進担当者を任命し、全社連携して活動しています。
また、従業員の健康を支える健康推進産業医・保健師・看護師など専門職の意見を積極的に取り入れ、労使で連携し推進しています。
また、健康経営推進チームメンバーは、健康経営アドバイザーの資格を取得し、健康経営についての理解を深めるとともに、自社の取り組みを広く社内外へご紹介できるよう活動をしています。

戦略マップ

  • ※1 何らかの健康問題によって業務効率が落ちている状態
  • ※2 欠勤をすることによって業務ができなくなる状態
  • ※3 活力(仕事から活力を得ている)・熱意(仕事に誇りとやりがいを感じる)・没頭(仕事に熱心に取り組んでいる)が満たされている状態

健康経営推進のKPI(重要業績評価指標)

当社が、健康経営で目指す姿は、「社員一人ひとりが明るく生き生きと仕事に打ち込めている」「社員一人ひとりが職場に愛着をもち、長く勤めたい会社だと感じている」ことです。社員一人ひとりが明るく生き生きと働くためには、心身の不調を予防すること、職場に愛着を持つためには、仕事へのやりがい、働きやすさ、ワークライフバランスが大切と考え、以下の目標を設定しています。

項目 測定方法 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度目標
アブセンティーズム
→仕事を休業・欠勤している状態
全従業員の内、メンタルへルス不調による
1カ月以上休業者数/従業員数
→数値が小さい方が良い状態を示します
0.8% 0.7% 0.5%以下
全従業員の内、メンタル以外の疾病による
1カ月以上休業者数/従業員数
→数値が小さい方がより状態を示します
0.2% 0.2% 0.15%以下
プレゼンティーズム
→何らかの健康問題によって
業務効率が落ちている状態
SPQ(Single-Item Presenteeism Question 東大1項目版)
を用いた従業員調査結果の平均
(どの程度のパフォーマンスを発揮できているか)
→スコアは小さい方が良い状態を示します
29.0% 27.9% 20.0%
ワークエンゲージメント
→活力・熱意・没頭が満たされている状態
ユトレヒト・ワーク・エンゲージメント
短縮版を用いた従業員調査の結果の平均
(0=全くない~6=いつも感じる)
→スコアは大きい方が良い状態を示します
2.71 2.85 3.5
  • ※2024年度は期間中のため未記載

プレゼンティーズム及びワークエンゲージメントは、無記名のwebアンケートにて、実施した回答を元に算出
2023年度:スズキ(株) 役員・従業員 11,747人 回答率39.4%(回答者数 4,623人)
2024年度:スズキ(株) 役員・従業員 12,257人 回答率44.9%(回答者数 5,500人)

健康指標

項目 2021年度 2022年度 2023年度 2025年度目標
定期健診 受診率 100% 100% 100% 100%を継続

定期健診 再検査受診率

71.3% 59% 57.6% 100%
特定健診実施率 99.4% 99.5% 99.0% 100%
特定保健指導実施率 53.1% 57.8% 60.5% 60%
ストレスチェック受検率 95.2% 93.0% 91.9% 95%以上
喫煙率 24.8% 26.2% 24.3% 15%以下
運動習慣がある(※1)
(1回30分以上週2日以上を1年以上実施している)
25.5% 20.6% 25.3% 30%以上
睡眠で休養が十分とれている(※1) 61.6% 62.5% 61.9% 65%以上
朝食を抜くことが週に3回以上ある(※1) 17.4% 18.6% 18.8% 10%以下
飲酒の習慣がある(※1)
(毎日1合以上の習慣)
11.7% 10.7% 9.3% 10%以下
肥満率 32.0% 30.7% 27.0% 25%以下
糖代謝項目 有所見率 14.7% 14.2% 16.8% 12%以下
脂質項目 有所見率 29.3% 27.5% 25.5% 25%以下
血圧 有所見率 8.9% 11.8% 13.0% 8%以下
  • ※1 定期健康診断の健康診断問診票より算出

 

社員の働き方やコミュニケーションに関する指標(社内無記名アンケートより)

職場に愛着がある

健康経営有料法人

職場の人間関係は良好だと感じる

健康経営有料法人

仕事とプライベートのバランスはうまく取れている

健康経営有料法人

健康経営の具体的な取り組み

社内浸透の取り組み

健康経営って何だろう?自分たちにどう関わってくるんだろう? という社員からの声を元に、健康経営の取り組みや課題について、 社内での理解を深めるための取り組みを実施いたしました。 これらの取り組みにより、健康経営の社内の認知度は、 12%(2022年10月)→74%(2023年9月)→79%(2024年9月)へ上昇しました。

・トップメッセージ発信
『お客様の笑顔は、社員の笑顔から生まれる!』を健康経営キャッチフレーズとして、会社一丸で健康経営を推進していこう!と、社長から全従業員に対し、メッセージを発信しました。

・定期的な情報発信
健康経営推進チームから、月に1回ペースで【健康経営ニュース】を発行し、従業員へ健康経営活動についての情報を発信するとともに、活動に対するアイディアや、意見を募集する取り組みを実施しています。また、社内医務室からは、医務室通信「はなえみ」を毎月1回発行し、「今は興味のないあなたも、何かの時にお役に立てる」をコンセプトに、身近な健康情報を発信しています。

・キャラクター公募
健康経営推進のシンボルとなるマスコットキャラクターを、社員がデザインし、社内で名前の公募を行うイベントを、労使共同で開催しました。

健康経営キャラクター
キャプテン・ケンタくん

医務室キャラクター
はなえみちゃん

へルスリテラシー向上の取り組み

・経営層と従業員の座談会
社長をはじめ経営層と従業員が、健康管理をテーマに、座談会を定期的に開催しています。そして座談会の様子を、動画で社内へ発信することで、従業員のへルスリテラシー向上をはかっています。

健康診断・健康づくり

40歳未満の従業員は社内で定期健診を行い、40歳からは、がんをはじめとする疾病の早期発見・治療へとつなげるため人間ドックを外部医療機関で受診、歯の健康にも着目し、歯科健診を毎年受診できる体制を健康保険組合と連携し整えています。
また、従業員とご家族が健康で充実した生活を送れるよう、ご家族の方も健診を受けられる体制を整えています。
さらに、従業員の生活習慣の改善をサポートするため、野菜摂取量を見える化して身近な食生活を通じた保健指導を行っています。

両立支援の取り組み

次世代育成支援対策増進法に基づく「くるみん認定」を受けており、両立支援の取り組みに力を入れています。いつでもどこでもスマホで相談できる、産婦人科・小児科オンライン相談サービスを導入し、気軽に専門家に相談できる環境を整備しています。
また、コロナ禍では開催を中止していたパパママ情報交換会を再開しました。 パパママ情報交換会は、育児休職中の社員とその配偶者を対象にしており、育児休職からの復帰経験を持つ社員からの経験談や、社員同士の交流を通して、不安なくスムーズに職場に復帰でき、復帰後も気軽に相談できる体制を築くこと、共働きの子育てについて夫婦で理解を深めることを目的に開催しています。 情報交換会では、弊社産婦人科産業医による産後の体調や育児・授乳や卒乳についての講習も実施しており、参加した社員からは大変好評です。

パパママ情報交換会の様子

長時間勤務による健康障害の予防

時間外労働時間が月80時間以上の従業員に産業医面談を実施、加えて時間外労働時間が月60時間を超える従業員に問診を実施、メンタル不調の早期発見や健康障害を予防するよう努めています。

特定保健指導(※)

健康保険組合と各事業所医務室が連携して外部医療機関で人間ドック受診した際に、特定保健指導を受けられなかった従業員は、社内でも特定保健指導を受けられるよう健康保険組合と体制を整えています。

※ 特定健診の結果から、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、専門スタッフ(保健師、看護師など)が生活習慣を見直すサポートをします。

メンタルへルス対策

メンタル不調の早期発見、再発防止のためメンタルヘルス教育を実施しています。
ひとりで悩みを抱え込まないよう社内に心の相談室(精神科医・臨床心理士によるカウンセリング)を設置、さらに、社外の専門機関とも連携し、社外相談窓口として、従業員やご家族にも利用することができるEAPサービス(従業員支援プログラム)の体制を整えています。

運動習慣促進の取り組み

スズキアスリートクラブの選手が、各事業所を回り、スズキオリジナル体操や正しいウォーキングの仕方などの運動指導を実施しています。
スズキオリジナル体操は、社内アンケートをもとに、スズキアスリートクラブの選手が考案しました。
活動の結果、社員の運動習慣が20.6%(2022年度)から25.3%(2023年度)に上がりました。

マリン技術センター
運動習慣促進イベントの様子

女性の健康支援

女性従業員が自身の健康について、また、男性従業員もパートナーの健康や妊娠・出産に関する疑問など気軽に相談ができる産婦人科医師による健康相談窓口を開設しています。
女性の健康問題についてのE-Learningを全従業員対象に実施し、女性も働きやすい職場づくりを目指しています。

海外駐在者健康管理の取り組み

海外駐在者と帯同家族に対し、駐在前・後の健診・予防接種を社内で行っています。また、海外駐在者等に外務省や厚生労働省検疫所FORTHの医療情報を確認し、渡航先の国や地域で流行する病気(結核、マラリア及びHIV等の感染症を含む)の症状、治療及び予防方法についての把握を呼び掛けています。渡航先の国や地域に応じて各種予防接種を会社負担で受けられる体制を整えています。
海外駐在中も、オンライン会議システムなどを通し、社内産業医・保健師・看護師による相談・指導を受けることができる仕組みを作っています。また、医療アシスタントサービスに加入しており、海外駐在員等がけがや病気を発症した際、病院の予約、医療通訳及び海外旅行保険を利用したキャッシュレス対応等のサービスを利用可能にしています。

受動喫煙防止の取り組み

禁煙チャレンジャーを募集し、健康保険組合にて禁煙にチャレンジする従業員に禁煙外来費の半額(上限1万円)を助成しています。
また、受動喫煙防止の取り組みとして、屋内全面禁煙・喫煙場所(屋外)や喫煙時間の限定を行っているほか、毎月定期的に、全社で禁煙推奨デーを実施しています。

健康経営につながる福利厚生制度

社内福利厚生制度のひとつ、カフェテリアプラン(選択式福利厚生制度)では、メニューに多くの健康支援項目や両立支援項目(※)を用意し、従業員のニーズに合った補助を提供しています。

  • ※育児や介護サービス・用品購入や、配偶者健診利用、予防接種費用、フィットネス・スポーツ施設利用など

お取引先様への情報提供

当社は、サプライチェーン全体での共存共栄の推進に向けて、お取引先様へ、当社の【健康経営の取り組み】についてご紹介するなど、情報提供を行っております。

地域への健康経営の取り組み

地域の健康に寄与する取り組みとして、地域の自治体主催の【佐鳴湖ふれあいウォーク】に、スズキアスリートクラブの元オリンピック代表選手が出張し、ウォーキング前後の運動や正しい歩き方教室を実施しました。

佐鳴湖ふれあいウォーク

社外からの評価実績

2024年健康経営優良法人に認定されました。
「健康経営優良法人」は、経済産業省・日本健康会議により、健康増進の取り組みを実践している法人を顕彰する制度です。
その中で、優良な健康経営を実践している企業として【健康経営優良法人】を認定しています。当社は5年連続健康経営優良法人に認定されました。

浜松ウエルネスアワード2024
浜松市が目指す予防・健幸都市の実現に向けた浜松ウエルネスプロジェクトの推進に寄与し、他の企業や団体等の模範となる事業・取り組みとして、「浜松ウエルネスアワード2024」健康経営部門にて、浜松ウエルネス大賞を受賞しました。

浜松ウエルネスアワード2024表彰式の様子

  • ※「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。