その他
ファッ!? そして機械の精度の限界

整備に関して興味を持っていただいて、車を「面白い」と感じて頂けたら幸いです。
今日はとても暑い?熱い?日でした。
今まで地元にいなかった私は、長岡市の土地勘は全く無く、スマホでググって勉強中です・・・。
そういう意味では、昔の人より苦労をしなくても、情報を得られる時代になって本当に便利だなと思います。
と同時に、人間性能が落ちてくることを危惧している・・・我儘ですね。
早速朝一番に、本日工場長より「Sさん、車検の引き取りお願いします」ということでググって下柳という土地へ向かいます。
蔵王橋を渡り、左折をして一路向かいます・・・向かいます・・・ふと何気に車を通りすぎると
「人が倒れてるなあ」・・・ん?・・・一瞬ですが頭に映像が繰り返されます。・・・ファッ!!通り過ぎながら急いでハザード点灯。
後方確認してダッシュで現場へ向かいます。反対車線の黒いハイエースの男性も気づいたのか、近づいてきます。
「大丈夫ですか!!」背中を叩きながら声を掛けますが、反応がないです。横には自転車。おばあちゃんです。頭から突っ込んだらしく、
うつ伏せです。ハイエースの男性と目が合い、救急車呼びましょうかと会話していると「・・・救急車はいいです・・・」
おおっ反応した~!!メガネがずれています。顔面から突っ込んだ事がわかります。続けて「救急車よぼうか?」と声をかけるが
「・・・救急車はやめて・・・」う~ん。おお~っ私達のやり取りに、道沿いの不動産屋さんと美容室の人が出てきました。
「おばあちゃん、じゃあちょっと休もうよ。アッ自転車は乗っちゃだめだよ。」というと「・・・家が近いから大丈夫・・・すぐそこだから・・・」
と自転車を押して立ち去ろうとするけど、ヨロヨロ~(あっぶね~な~)と思ってたら不動産屋さんの女性の方が、おばあちゃんの向かう方へ一緒に付き添っていました。・・・ファンタスティック!! ハイエースの男性と右手を挙げて、車へ戻ります。
・・・アッやべー引き取りだったww。ミラー越しには付き添った女性とフライングヘッドバット?したおばあちゃんがずっと映っています。
取り合えず一安心。引き取りも無事に終わり、帰り道途中、その現場で一旦ハザード。不動産屋さんへ「付き添いありがとうございました♪」と声をかけて、帰ろうとしたら、その不動産屋さんの男性が「どうしました?」と声を掛けてくださったので
「いや~あのおばあちゃんの付き添いして下さったので、あ~いい人だなと思って一言お礼を伝えたくて・・・」
「いやいや、そちらこそ。もっと大変な仕事なのにありがとうございました」
こんなやり取りがあった本日の車両です・・・前置き長すぎww
平成19年式 MRワゴン ご用命には「調子がいい」の文字があるけど、信号待ちではガタガタ異音がしてるし、何だかブレーキのキックバックもしてるし、うーん。受入検査では制動力には問題ないけどリフトアップし分解検査すると前輪が何だか変だな。右側はバックラッシュ分の遊びはあるな。左は・・・ない!!やや重いな。という状態の画像です。ご覧ください。
パットが片減りし始めて、ブレーキテスターでは判定できない状態です。やはり人の手でちゃんと点検すると故障する前に気づけた事例です。予防整備としてご提案させて頂きました。納車の時、再度お話させて頂くと、去年の冬からブレーキに違和感をもっていたとの事。
お客様もきっと、整備士と話すときは、緊張して、本当は思っているんだけど言えなかったんだろうな・・・まだまだ修行が足りないな。
お客様、その様なことを気づかせてくださいましてありがとうございましたm(__)m
それでは皆様ご安全に♪