整備士ブログって続かないんですよね。大体・・・。ネタがwww。
整備というのは、おおよそ三つに分かれます。故障整備、予防整備、回復整備です。これの特に回復整備をすると、お客様は五感で感じることができて感動するものです。故障整備は、壊れたものを復元するので、ちゃんとやることで満足度が上がります。予防整備は、未来の整備なので、説明がしっかり出来ないとお客様は納得していただけません。またこのシリーズは少しづつアップしていきたいと?思います。www
さて、本日の整備アーカイブでございます。H25年式ワゴンR距離63000㎞です。車検でご入庫、ご用命に加速中、3000rpm位で車が「ガツッ」とミッションがオカシイような感じがするとの事。プラグも交換時期でしたのでご提案、ご承認を経て交換。完成試乗しましたが、アクセル開度は3/4位で確かにガツッとリミッターがかかったような症状が再現しました。「うーん、ミッションかなあ?」「イヤーこれじゃあ納車できねーべ」こんなに症状が出ているのに、チェックランプはついていない・・・。イグニッションコイルかな?データモニターでチェックしながら・・・。とそこへMさん初登場www。「ショックの大きさを考えるとここかも知れないね」ということで、そこを点検・・・の画像です。ご覧ください。

この上の部品がアクチュエーターロッドと申しまして、加給された混合気が必要以上になると、このロッドが開いて(右側に開いて)シリンダーヘッドを守るんですが、このロッドが固着すると、加給圧はどんどん増えて・・・壊れるので、ブースト圧にリミッターがかかったように燃料カットのような点火系カットのような制御をします。案の定、やはりここの動きが悪かったので、早速修理、症状も改善され、納車となりました。ただ、ここは、この雪国の塩害で、再発する恐れがあるので、修理見積もりをお渡しして後日提案となりました。さすがMさん大当たり~♪あーざっす。
ちなみに、下の矢印はタービンを冷やす冷却水が通るところで、ここのパイプも腐食が始まってましたので、ご一緒にご提案させて頂きました。
やっぱり車の調子が良くなると嬉しいもんです。そして改善された車を運転されてるお客様の心の気持ちよさが、何となく想像するとわかるような感じがします。
それでは皆様ご安全に♪