前回のブログの続きです。スイフトスポーツのリヤキャリパーオーバーホールになります。
キャリパーの動きが悪くなって、オーバーホールしたのですが、パッドの動きが悪くなると、キャリパー本体だけでなく、他にも点検、整備が必要になります。案の定、こちらの車両もパッドがブラケットに張り付き、片べりを起こしていましたので、修正致しますm(__)m
関東の方には、中々信じられないような故障があるのが、塩害被害が多い海沿いや雪国の車両です。

パッド側を削るやり方もございますが、その都度加工が必要になるので、私はブラケット側を修正致します。

しっかり固定して、粗目で両手でシャーシャーしながらやすりの当たり面を見ながら修正していきます。

10年の歳月がわからなくなりました(笑)スプリングシムも新品です。ここが社外品と違うところ!パットシムも新品です。
純正品の大きなメリットですね。(^▽^)/


マスターシリンダーの中が汚れていたので、気休めですが拭いて綺麗にしました。(^^;)

組上がってエア抜きも終わり、おしまいではございません。サイドワイヤーを緩めて最終チェックします。

サイドワイヤーのセルフロックナットをいっぱいに緩めてからペダルとハンドブレーキを駆使して当たりを出します。

左右バランスいいですね。ワイヤーの引っ掛かりもございません。ここまでしないといけません。
ということで、スイフトスポーツZC72Sのリヤキャリパーオーバーホール、無事に終わりました。m(__)m
整備後は、リヤタイヤの引きずりは全くなく、ハンドブレーキもとても10年前の車とは思えない位に軽く、尚且つしっかり制動力が出ました。
この後に立て続けに、リヤキャリパーの整備をしましたが、出来れば、プッシュロット側の部品も今後出てきてほしいと思いました。
一体式のリヤキャリパーは補修部品の点からも、早めのオーバーホールをお勧めします。
それでは皆さん、ご安全に♪