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たかがオイル交換、されどオイル交換
スズキのデュアルジェットエンジンをもう一度勉強しなおしてみると、改めて、お客様にスズキ車を長期間乗って頂きたいという思いが詰まったエンジンだということを知ったさくさんです。
整備アーカイブでございます。平成27年式 BMW 3シリーズ 距離はすみません。忘れました(;^_^Aデータは2020/11/30 13:38です。
オイル交換でご来店です。
この車、オイルレベルゲージがございません。取扱説明書にて、オイル交換方法を調べますが、残量のチェックしか書いてません。メーター内のインフォメーションディスプレイにて、残量をチェックします。
260kmメータースケール、流石アウトバーンがある国であります。
レベルゲージを使わないで、メーター内で見える化している事は、突然オイル警告灯が点灯する国産車とは違いますね。
リアルタイムで予告をしている考え方は、国土の違いと思っています。ヨーロッパ、でかいなやっぱり・・・。
外車など、オイルレベルゲージが無い車両に関しては、必ず抜くオイルを計量して、レベルMAX以上にならないように微調整します。その為、当社では透明のオイルチャッチバケツで測定し、適切な量を調整しながら入れて、エンジンの能力を最大限出すように心がけています。
経験上、特に外車のエンジンは、オイルが少なくなるとレスポンスが非常に良くなる一方、振動や打音が出やすい傾向にあります。また、オイルレベルが過多になると、レスポンスが特に悪くなる傾向があり、走っていても重ったるい感覚があります。
その点、日本のエンジンは素晴らしい精度で出来てるので、本当にこんな状態でもエンジン回ってるんか(;^_^Aっていうことも見受けられます。
抜いた状態を確認して、およそ約0.9Ⅼ不足していると見越してオイルを注入します。
もうちょっと寄ってみます
一発でレベルがドンピシャに合いました。ヤッホー(●^o^●)インフォメーションの操作は、当社の期待のホープ、フジータにさせました。エレクトロニックは若者の方がすぐ呑み込みが早いですね。助かります。
丁寧に作業したので、交換後のエンジンの調子は何だか気持ちがいいですね。
たかがオイル交換ですが、知らない場合、どうしたら精度を保った整備が出来るか?そういったことも技術力の一つだと思っています。
そして、当社はスズキ。バイクメーカーから小型車、軽自動車メインのメーカーです。そういった我々に、外車の整備をご依頼するお客様の心情を考えれば、安易に適当な事は出来ません。現場現実現物をしっかり見極めて、これからも仕事に励んでいきたいです。
小型、軽自動車メインの私たちに、大切なお車をお預け頂いたBMWのユーザー様、オイル交換ありがとうございました。m(__)m
それでは皆様、ご安全に♪