先日、工場長から「さくさん、整備ブログのファンのお客様より「いつも楽しみにしてます♪」って言われましたよ」と。
えっどこどこ??\(゜ロ\)(/ロ゜)/ショールームを探しましたが、既にお帰りになられたとの事。ハスラーに乗っていらっしゃるア・ナ・タ\(^o^)/。このつたないブログを観覧いただき、ありがとうございますm(__)mいいんですか??こんなのでw。忖度なしのw直球アーカイブをこれからも続けていけたらいいなと思っていますので、どうぞ、長い目で見ていてください(^_^)v
ネタは結構あるんですけど、忙しすぎて画像を取らない日々が続いております。ごめんなさい<(_ _)>
整備アーカイブになります。平成19年 DA64 エブリイバン 距離は67000km程 お仕事で使用されています。構内が車で溢れている中、JAFのレッカー車が入庫してきました。事故かな?と思いきや、車が動かなくなってしまったとの事。どうやら、エンジンかかるけど走行できない模様。構内の真ん中へ置かれると他の車の迷惑になるので、無理やりでも動かそうとしましたが、ビクともしません(;^_^Aタイヤがロックしている感じがします。ジャッキアップすると右リヤタイヤが完全にロックしています。ドラムを外そうとホイールを外してハンマリングしますが、ビクともしません。仕方なく、パワーでドラムを外しましたらリヤ側シューが剥離しました。あ~あ、ジ・エンド。

と同時に、パーキングレバーの位置がおかしいです。引きっぱなしになっています。トレーリングシュー側にドライバーを入れてテコで動きを見ますが、固着してます。この場合は、パーキングレバーのピボット部の固着とパーキングワイヤーの固着が考えられますので、分解して原因を確定させます。

ワイヤーを単体で動かして動きが悪くなっていたので、今度は分岐部分(反対側と室内のパーキングハンドレバーのつなぎ目)を点検して、室内側のワイヤーか?室外側のワイヤーか?判定させます。室内側はフリーでスコスコ動いたので、室外ワイヤーの不良と判定しました。

で、シューとワイヤー変えればいいのか?だと普通の整備士。このロックする状況を想像して、恐らく昨日今日の問題ではないと判断し、この引きずっていた影響がどこまで出ているか?診断します。シューを固定しているスプリング、ワッシャも錆で変形していました。で、一旦仮組で動かそうとしてドラムをハメようとしますが、ハブの錆がひどく、中々面が出なくってタイヤをつけようとホイールを元に戻そうとしますが、少し浮いてる状態です。(ロックを外そうとしたとき、歪んだ?)ドラムも不良と判断して、整備致します。左側もパーキングレバーの動きが重かったので、ホイールシリンダー以外、全て交換で作業になりました。

右側のパーキングブレーキワイヤーは、他の錆など作業困難の為、燃料タンクを下ろしました。

バックプレートのワイヤー取り付け面は、コーキングして水が入らないようにしました。


綺麗に組み上げたリヤブレーキ。

ドラムは新品がいいね~♪

左のパーキングワイヤーは、マフラー遮熱板を外すのですが、ネジが腐っていたので、マフラー脱着だけど、ボルト腐食の余計な仕事が増えました。見えない仕事ですが・・・。やっぱり雪国の車は錆止め塗装をやりましょう!!小さい部品程、朽ち果てます(;^_^A
いつもは、ドラムブレーキなんて、ジャダ以外はすべて修正して、定期点検、車検整備を行っていました。それも、お客様へ少しでも安く、技術で回復整備を行い、空走距離を少しでも短くして、お客様への万が一時も危険回避行動出来るよう、意識していますが、久しぶりのドラム交換をしましたが、やっぱり、新品のドラム、いいっすね(´∀`*)ポッブレーキ調整も、納得できる整備で、「あ~消耗品は、限界がやっぱりあるんだ。ある程度になったら、交換も必要だ」と思いました。自分の技術だけのエゴになっていないか?今回の整備でまた考えさせられました。本当に、ドラムがアクスルシャフトにスポッと綺麗に入るんですよね~。錆と熱、過重による歪等・・・、。また、勉強になりました。
原点回帰、維持メンテナンスは、消耗品を如何に適切に整備するか?これに尽きますね(o^―^o)ニコ
それでは皆様、ご安全に♪