皆さんは整備・点検やガソリンスタンドで、こんなことを言われたことはないでしょうか?
「クーラントの交換時期なので交換をお勧めします。」と・・・・・
この「クーラント」一般的には冷却水と言った方がピンとくる方も多いかもしれませんが、
漢字で「水」が使われているんだから、水道水で大丈夫でしょ?なんて思ってませんか?
少なくとも19歳の時の私はそう思っていました。全く解っておりませんでした・・・・・
はじめて買ったあの車、楽しかった合コンの帰り道、冬でもないのに窓ガラスが異常に曇る・・・・・
おかしいなと思ったら、ラジエターのアッパータンクに亀裂が入っていたあの夜・・・・
コンビニで買った〇甲のおいしい水をつぎ足ししながら走ったあの夜、助手席に乗っていたあの子は・・・・・
話が脱線しました。それでは、クーラントについてお話をしていきたいと思います!!
そもそもクーラントとは、車のエンジンを冷却するための液体のことで、「冷却水」とも呼ばれます。
エンジンが稼働し続け、発生した熱により故障してしまうことがあります。
これが俗に言う「オーバーヒート」と呼ばれるものです。
エンジンはシリンダー内で燃料を燃焼させることでピストンを上下させ、それを回転するエネルギーに変換して、車の動力にしています。
1分間に何千回という爆発が起きるので、当然エンジンは大きな熱をもってしまいます。
この熱を冷却するためにクーラント液が循環し、結果、オーバーヒートを防ぐのです。
クーラント液は、エチレングリコールやプロピレングリコールを主成分としており、防錆剤などが添加された液体です。
エンジン内部を循環したクーラント液はエンジンの熱を受け次第に高温になるため、ラジエーターという装置により冷却を行った後、エンジン内部に戻るということを繰り返します。
( ,,`・ω・´)ンンン?
エチレングリコール?プロピレングリコール?なーんそれ!?(詳しく知りたい方はアンナチュラルというドラマを見ましょう。)
エンジン冷やすだけなら普通の水でえーんちゃうの?
水道水を補充すれば大丈夫でしょ。
大丈夫ではないです!!
緊急時であればしかたがありませんが・・・・・
水道水が及ぼす大きな影響は主に3つ!!
1.外気が低くなると凍結してしまう
2.エンジン内部の部品がサビてしまう
3.100度で沸騰してしまう
水道水は、0度以下になると凍結してしまいます。液体は凍結すると膨張するため、ホースやラジエーターを損傷させてしまう危険性があるのです。また、水道水にはカリウムやナトリウム、塩素などが含まれており、ラジエーターやエンジン内部の金属部品などをサビさせてしまう可能性があります。
確かに水は比熱に優れているので、冷却だけとれば高い効果があるのですが、一般的な冷却水に使われているクーラントは、防錆効果や耐低温性能、消泡性、防錆といった性能をあわせ持っています。
クーラント液に求められるのは、冬場でも凍結せず、長期間使用してもエンジン内部に錆や腐食を発生させないことです。
そのため、水ではなく凍りづらい特性があるグリコール系溶媒に防錆剤などの添加剤を加えた液体がエンジンの冷却水として用いられます。
冷却水の種類は
「LLC」ロング・ライフ・クーラント・・・スズキだと緑色の液体。耐用年数は初回3年以後2年毎の交換となります!
スーパー「LLC」(スーパー・ロング・ライフ・クーラント)( ^ω^)・・・スズキだと青色の液体 耐用年数は初回7年以後4年毎の交換となります。
最近のスズキ車の新車はスーパーロングライフクーラントを採用しております。
ですので、新車ご購入のお客様はしばらくクーラントを交換する必要はありません。
なんといって、スーパーロングライフですから!!
ちなみにクーラントが漏れている場合はとても甘い匂いがしますので、ご参考までに
助手席のあの子とはどうなったの?(・・? って・・・・・
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
妻が見てるかもしれませんのでお答えしかねまする・・・・・・・・・・・・
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