セニアカーのお仕事のヒ・ミ・ツ ♡。

今回は「お問い合わせの多い修理」についてです。

先日、お客様から頂いた電話…お聞きしますと
「充電ができません」とのこと。
早速、打ち合わせをしてお伺いすることとなりました。
まず確認するのが「コンセントまで電気が来ているか」ということです。
以前お訪ねしたお宅では、
納屋のブレーカーが何らかの原因で落ちたままになっていたケースがありました
(ご自宅の別のところでは充電ができたので、もしや!と思って確認しました)。
次に確認するのはヒューズです。
ET4Aタイプですと、10Aヒューズが断線していたり、
(写真の赤丸のあたりが断線します。また端が焦げたようになっていることもあります)

接触が悪くなっているものがあります(交換すれば問題なく充電出来るようになります)。
3つ目は「充電コードの断線」です。
一番多いのが、差込口付近の劣化による断線です。
いつも同じ方向で充電していると、癖がついて、そのため接触不良が発生し
(白丸の部分で不具合が出やすくなります)

逆向きに差し込んだ際に、充電できないという症状が出ます。
4つ目は「バッテリーの劣化・寿命」です。

(写真の数字で製造年月を判定します。このバッテリーなら2019年4月ごろのものと判定できます)

(電極の形からも推測できます。バッテリーの端子が鉛のもの(厚みがある)場合は、
かなり古いバッテリーがついていると判断できます)
新車購入から長時間使用し、交換されていない方に多い原因です。
そのほかにも「バッテリーの配線ミス」(プラスとマイナスが逆に結線されている)
「温度センサー取り付けミス」(カプラーが刺さっていない、緩い)などがあります。
そして
ラスボスとして「充電器の故障」
があります。
※ ご自分で市販の純正バッテリーや
純正以外の汎用バッテリーを取り付けになる方もいらっしゃいますが、
セニアカーの命ともいえる「バッテリー」。
安心・安全の「スズキセニアカー 純正バッテリー」
の取り付けをおすすめします。
ついでと言っては何ですが、交換の際には、
セニアカー本体の点検も、おすすめです。