スズキは、2016年に浜松市、遠州鉄道株式会社、SBドライブ株式会社(現、BOLDLY株式会社)と連携協定を締結し、浜松自動運転やらまいかプロジェクトに参画しています。浜松自動運転やらまいかプロジェクトは、都市部から山間部まで多様な地域を有する「国土縮図型都市」浜松市にて、「交通空白地の交通弱者の足の確保」という地域の交通課題を解決し、持続可能な公共交通の在り方を探る取り組みです。将来の自動運転技術の実用化を見据え、4者が連携し、どういったモビリティサービスが使いやすく、交通空白地の足としてふさわしいのか、住民の皆様のご協力をいただきながら、実証実験を行っています。
これまでに2017年度、2019年度、2022年度、2023年度に実施した4回の実証実験を通して、住民の皆様からモビリティサービスや自動運転に対する受容性、車両の使い勝手など、多くのご意見やご感想をいただき、現場・現物・現実に即したモビリティサービスや自動運転技術の開発につなげています。2023年度に実施した第4回実証実験では約3か月間の長期実証を行うことで、長期間利用されるお客様の使われ方やサービス運行体制の課題を抽出しました。
小さな車を使った定時・定路線の移動サービスは、交通空白地の足の確保に役立つこと、より多くの住民の社会参加による地域コミュニティの活性化につながることが期待されています。浜松自動運転やらまいかプロジェクトは、モビリティサービスと自動運転技術を通して、地域の皆様が自分の意志で動ける範囲を広げることを目指し、引き続き、「やらまいか精神」で活動していきます。
第4回実証実験車両
第4回実証実験でスズキの社員から技術説明を受ける鈴木 俊宏 スズキ株式会社代表取締役社長(中央)と中野 祐介 浜松市長(右)
スズキは日本の全国各地で行われている「軽トラ市」を応援しています。
軽トラ市とは、トラック型の軽自動車(軽トラ)が集まって、その荷台に食料品や地元の特産品、雑貨などの商品を陳列して販売する臨時の市のことです。地域活性化の一つの手段として2005年に岩手県雫石町ではじまり、今では全国120を超える地域で開催されています。
軽トラは荷台の高さが商品を並べて販売するのに最適で、移動可能な乗り物であることから、会場の設置と撤収がとても簡単です。多くの農家が軽トラを保有しているため、生産者がそのまま新鮮な商品を運ぶことが可能です。
軽トラ市は、商店街を中心とした地域を盛り上げるため、商店街の人など地域の人が中心となり、商工会などと共に開催しています。各地域の特性が出るバラエティ豊かな品揃えによる話題性もあり、来場者は年々増加し、新たな開催地域も増えています。人口の都市集中が進む中で、地方の活性化、商店街の活性化につながっています。
スズキは、軽トラ市が地域を元気にすることに共感し、軽トラ市の運営支援等を通じて盛り上げ役となり、全国で行われる軽トラ市を応援していきます。
2023年12月3日開催
「第8回全国軽トラ市 in はままつ」
2024年4月6日〜6月2日に開催された「浜名湖花博2024」の浜名湖ガーデンパーク会場に出展、参加しました。
スズキの多様なモビリティを活用し、自動運転など先端技術を活用した新しい暮らしの提案、来園されるお客様が快適に花博を楽しんでいただける車両やアプリの体験などを通じて、テーマである「人・自然・テクノロジーの架け橋〜レイクハマナ デジタル田園都市〜」の想いを体現するために様々な取り組みを行いました。
「浜松自動運転やらまいかプロジェクト」の第4回実証実験の技術を使った車両5台と、自動運転機能を搭載したパーソナルモビリティ5台による乗車体験を浜名湖ガーデンパーク内で提供しました。
GWを含む約2か月間、雨天時を除いて毎日実施し、延べ2,977名の方に体験乗車していただきました。うち90%の方からアンケートで満足とご回答いただきました。この体験会で得た知見を自動運転の技術・サービス開発に生かしていきます。
自動運転実証車両
自動運転パーソナルモビリティ
ハンドル形電動車いす「セニアカー」15台、電動アシストカートのコンセプトモデル「KUPO」2台を園内移動用に提供しました。
タブレット端末に内蔵していたスズキ内製の「浜名湖花博2024ナビアプリ」を通じ、画面と音声により、園内の見どころや設定した目的地までの案内サービスも体験していただきました。同アプリは、お客様のスマートフォンからもご利用いただけるよう、スマートフォンアプリ版も提供しました。
期間中多くの方にご利用いただき貴重なご意見を多数いただきました。また、この活動を機に、2024年8月「浜名湖ガーデンパーク」および「はままつフラワーパーク」にセニアカーを計15台寄贈しました。
農業、配送などのロボットの足として活用できる「電動モビリティベースユニット」にジムニーやキャリィのミニチュアボディを載せた電動モビリティの遠隔操作体験会を行い、その走破性をアピールしました。
子供から年配の方まで幅広い年齢層の方に体験していただきました。「農業用に使いたい」などのお声をいただきました。
2024年4月21日、浜名湖ガーデンパーク屋外ステージにて、スズキ株式会社による「海の環境教育」を開催しました。前半はマリン事業本部の若手による船外機の成り立ちや海洋マイクロプラスチックについての講演、後半はお客様にも参加いただき、ゴミの分別方法や水辺の環境保護について考える子供向けクイズ大会を実施し、楽しみながら学んでいただくことができました。
当キャンペーン活動15周年の節目として、2024年5月11日、初めて一般参加者と一緒に清掃活動を実施しました。過去最多の261人が参加し、例年(約200kg)を大幅に上回る525kgのゴミを回収しました。
地域イベントと連携し、今後も新たな試みを取り入れながら、清掃活動を盛り上げていきます。
スズキは、浜松市が主催する浜松ウエルネスアワード2024において、健康経営部門で「浜松ウエルネス大賞」を受賞しました。
浜松ウエルネスアワードは、浜松市が目指す予防・健幸都市の実現に向けた浜松ウエルネスプロジェクトの推進に寄与し、他の企業や団体等の模範となるウエルネス・ヘルスケアに関する事業又は取組を表彰するものです。
これからもスズキは、スズキグループで働くすべての従業員が心も身体も健康で、明るく生き生きと働くことができ、その結果、お客様が笑顔になるような製品をご提供できるよう、チームスズキ一丸となって、健康経営活動に取り組んでまいります。
社長発信により、健康経営の取組や課題について、各事業所も巻き込んだ社内全体の理解が深められている。従業員の意見を取り入れた多岐にわたる取組であり、健保組合や産業医とも連携している。経営層と従業員が健康管理をテーマに座談会を定期的に開催したり、社内アンケートから得られた体の不調に合わせた体操を社内のアスリートクラブ選手が考案して実施するなど、社内全体を巻き込んだ取組がなされている。成果が数値により表れており、社内の健康経営の認知度の向上につながっている。
地元の大学へ、スズキから講師を派遣し、人財の育成及び研究の活性化等を行う「スズキ寄附講座」を開講しています。
スズキは、静岡大学(工学部)において、2003年度から、研究者育成及び学術振興・社会貢献等を目的として、自動車の様々な要素技術研究に取組む寄附講座を開講しています。
講座名称を「次世代モビリティ工学」として、次世代の移動手段につながる広域な分野での新技術の開発を目指しております。
研究室では、「ものづくり」と「実験」、「解析」の一貫した研究を行っています。
また、学生に向けて「自動車工学」、「次世代モビリティ工学概論」、「エネルギー・電子制御実験」等の講義や実験を実施し、技術者としてものづくりに必要な知識を習得できる教育を進めています。
講座名称 | : | 「次世代モビリティ工学」スズキ寄附講座 |
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研究テーマ | : |
|
講師 | : | スズキから社員2名を特任教官として派遣 |
期間 | : | 2003年4月〜2025年3月末までの22年間 |
国内外の大学や小・中学校、地域企業に向け「輸送機器のものづくり講座」や工場見学を開催しています。
2023年度は、24講座を開催し1,000名を超える皆様にご参加いただきました(表を参照ください)。
静岡理工科大学
自動車工学「車体構造(シャシ・フレーム)」
静岡理工科大学
自動車工学「自動車の運動学」
静岡理工科大学
自動車工学「モータースポーツ」
静岡理工科大学
自動車工学「商品企画と市場調査」
浜松市立葵が丘小学校
自動車のものづくり講座
浜松地域イノベーション推進機構
製造中核人材育成講座
「輸送用機器ものづくり概論」
開催日 | 大学、講座名 | 参加人数 | |
---|---|---|---|
2023年 | 5月10、11日 | 金沢美術工芸大学 デザイン科 フォトショップを使ったカーデザインスケッチ講習 |
20 |
5月17、18日 | 金沢美術工芸大学 デザイン科 CMFデザインワークショップ オンライン |
20 | |
6月5日 | 浜松地域イノベーション推進機構 製造中核人材育成講座 輸送用機器ものづくり概論 |
18 | |
6月14日 | 広島市立大学 情報科学英語 業務における英語の大切さ |
40 | |
6月22日 | 名古屋大学先端マテリアル工学概論 クルマと材料 |
50 | |
7月4日 | 静岡理工科大学 技術者のグローバル化に向けて |
40 | |
7月5日 | 名古屋大学 自動車講座 自動車開発における衝突CAE |
20 | |
7月10日 | 静岡大学 塑性加工学講座 自動車製造における塑性加工学の役割と最新情報 |
50 | |
7月26日 | 浜松地域イノベーション推進機構 製造中核人材育成講座 板材成型講座と相良工場見学 |
18 | |
9月29日 | 静岡理工科大学 自動車工学「車体構造(シャシ・フレーム)」 |
25 | |
9月29日 | 静岡大学 湖西工場見学 | 40 | |
10月5日 | 静岡大学 産業イノベーション特論講座 スズキのものづくり講座 |
14 | |
10月12日 | 浜松市立葵が丘小学校 自動車のものづくり講座 |
62 | |
10月28日 | 日本複合材料学会 スズキのものづくり講座 | 17 | |
11月21日 | 可美中学校 職業体験 自動車のものづくり | 3 | |
11月24日 | 次世代自動車センター 自動車工学基礎講座 「サスペンション・ステアリング・ブレーキの基礎」 |
200 | |
11月29日 | 静岡大学産学連携協力会 スズキの環境対応について |
45 | |
12月4日 | 静岡県立浜松西高等学校・中等部 自動車のものづくりとSDG’s |
10 | |
12月8日 | 静岡理工科大学 自動車工学「自動車の運動学」 | 21 | |
12月13日 | 次世代自動車センター 自動車工学基礎講座「衝突安全の基礎」 |
200 | |
12月15日 | 静岡理工科大学 自動車工学「モータースポーツ」 |
21 | |
2024年 | 1月15日 | 宮城教育大学付属小学校 スズキの海洋環境改善に関する取り組み |
4 |
1月19日 | 静岡理工科大学 自動車工学「商品企画と市場調査」 |
23 | |
2月5日 | 次世代自動車センター 自動車工学基礎講座 「電気自動車の熱マネジメント技術の基礎」 |
200 | |
合計 | 1,161 |
公益社団法人自動車技術会が主催する「キッズエンジニア2023」に参加して、体験型ものづくり講座『クリップモーターで動くクルマを作ろう』を小学3年生から6年生の129人に提供しました。
「家に帰ってから、おじいちゃんに一生懸命説明してました」
「帰ってからも早く走らせる方法を考えていました」など、ものづくりを楽しんだ感想が寄せられました。
体験教育型プログラム
『クリップモーターで動くクルマを作ろう』工作キット
公益社団法人自動車技術会主催の「第21回学生フォーミュラ日本大会」が2023年8月28日〜9月2日に静岡県小笠山総合運動公園(エコパ)で現地開催されました。
学生フォーミュラ大会は学生が製作した車両により、ものづくりの総合力を競い合い、産学官民連携による自動車技術ならびに産業の振興に資する人財の育成を趣旨として開催されています。
スズキも運営協力や参加チームの支援を積極的に行っています。21回大会では、支援校である岐阜大学が走行競技で好タイムを記録して、見事総合成績3位に輝きました。
岐阜大学
スズキ、社員とその家族の環境教育の一環として、2005年の「はまなこ環境ネットワーク」設立以来、ネットワークへの積極的な参加・協力を行っています。
「はまなこ環境ネットワーク」は静岡県環境局の委託を受け、浜名湖の環境保全に関する教育プログラムの実施やアマモ・アオサの再利用プロジェクト、地域環境の情報発信などの活動を活発に続けており、市民グループや学校、NPO法人、各種事業団体や企業など74団体(2023年10月現在)が登録している浜名湖の環境保全に関わる「集まりの場」となっています。
「はまなこ環境ネットワーク」は毎年、市民参加型の環境イベントを開催しています。2023年度は「浜名湖の環境を調査する体験学習会」が開催され、子供のいる家族を中心にスズキの従業員も多数参加しました。浜名湖にある牡蠣の養殖場をボートに乗って見学した後、アマモが群生する浜名湖の浅瀬に移動して、水辺の生き物の観察を行いました。
スズキは今後も一人でも多くの人が座学や生きもの観察・清掃・農作業などの体験を通して、地元の貴重な財産である汽水湖「浜名湖」の豊かな自然を認識できるよう、環境保全、生物多様性の保全活動や教育活動に参加・協力していきます。
販売代理店では、年に数回、地域の皆様へ会社見学の機会を設けて見学会等のイベント※を実施しています。従業員からの業務の説明や実際に業務を体験し、スズキの自動車販売・修理業務についてご理解いただいています。
株式会社スズキ自販広島
中学生職場体験
「呉市キャリアスタートウィーク」
株式会社スズキ自販熊本
『やつしろオシゴト探検フェア2023』
(タイヤ交換の体験会)
2023年度(2023年4月から2024年3月)において、以下の活動を行いました。
2023年度、以下の活動を行いました。
行動スキルと時間管理の改善に関する研修
政府学校のリノベーション支援を継続するため、今年も同社の工場周辺の村、ケルキ・ダウラとパルラにある3つの政府学校の大規模な修理と修復、およびその他のインフラ支援を率先して行いました。これらの学校には低所得層の家庭の生徒が通っています。学校の設備は劣悪な状態であり、生徒や教職員の安全や健康を脅かす要因となっていました。インフラや設備を改善することで、学習環境が改善され、生徒の学業成績が向上し、学校全体の成長が促進されています。
2023年5月4日に政府男子小学校ピプリで中学校奨学金授与式を開催しました。この奨学金プログラムの目的は、困窮している才能ある公立学校の学生を励まし、教育を続けるように促すことで、彼らが夢を実現し、成功した人間であり、国の献身的な市民になることを支援することです。合計177件の奨学金が6年生から9年生の学生に発表され、各学生に奨学金証明書も授与されました。奨学金には、学校のバッグ、ノート、文房具、水筒、ランチボックス、絵の具箱、腕時計、科学計算機などが含まれています。
2015年から学生向けの製造ツアーを提供しています。学生をチカラン工場に招待し、そこで自動車の生産プロセスを見学いただききました。2023年度には、85校から6200人の学生が当社の工場を訪れました。学生の産業製品、技術、製造プロセスに対する興味と知識を刺激し、学生教育に貢献することを期待しています。
サプライヤークラブ(SSC)と共同で、職業学校向けの教育工場を開発し、学生が産業での実務経験を積む機会を提供し、ハードスキルとソフトスキルを育成できるようにしています。
教育の質を向上させるための会社のコミットメントの一環として、特に当社の工場周辺に住む学生のために、バッグ、ノート、文房具、ノートパソコン、プリンターなどの教育ツールを寄付しました。
タイスズキモーター社とソイ・サーアードコミュニティは、地域の廃水処理のためにEM※ボールを作るために協力しました。
2023年8月30日にカーメルレー工業団地1(ラグナ州カランバ市カンルバン・バランガイ)で行われたカウアング・カウアング川の水質改善を図るための「ぼかし※」玉投下活動に参加しました。この活動は、カーメルレー工業団地(CIP)1がクリーン株式会社およびカーメルレー・ロケーターズ安全協会と協力して計画しました。このCSR活動の目的は、カーメルレー工業団地(CIP)からの工場排水により汚染されてしまったカウアング・カウアング川の水質を「ぼかし」玉を投下して改善することです。
リサラルダ県ペレイラ市でサステナビリティフェアを開催しました。目的は、気候変動への対応、循環経済、および安全な移動を推進するための啓発活動です。リサラルダ県内の学校から110人の生徒が参加しました。
青少年の健全な育成とスポーツ活動の振興のため、アメリカのリトルリーグおよびオレンジカウンティ高校の若者スポーツプログラムを支援しています。
イムブセレロサッカートーナメントスポンサーシップは、テムビサタウンシップに拠点を置くNGOで、若者が自分の可能性を最大限に発揮し、スポーツ(サッカーなど)を通じて薬物乱用や犯罪に関与しないように環境を改善することに取り組んでいます。スズキオート南アフリカ社は、審判の給与支払いとサッカー場の維持に貢献するための財政的支援を提供しています。
このキャンペーンの目的は、南アフリカの地方および農村地域の学校の識字率を向上させ、日常生活や学校生活の生活水準の質を改善することです。このイニシアティブを支援するために、教材を購入し、指定された学校に配布しました。
スズキは、コンゴ民主共和国の国立職業訓練機構(以下、INPP)に自動車整備士養成用の機材を寄贈しました。
スズキは、独立行政法人国際協力機構(JICA)が2011年より実施しているINPPとの技術協力プロジェクトを支援するため、INPPでの自動車整備士養成に必要な機材の寄贈を決定しました。
今回、寄贈した機材は、ジムニーの中古車、エンジン、スペアパーツや特殊工具など、総数590点にのぼります。
2024年4月18日にコンゴ民主共和国の首都キンシャサにあるINPP本部において、クロウディン・ンドゥシ・ムケンベ雇用・労働・社会保障大臣、在コンゴ民主共和国日本国大使館 前川秀信参事官、ジャン=マリー・ルクラシ・マサンバINPP取締役会長の臨席の下、寄贈記念式典が開催され、寄贈品目録と寄贈車両のレプリカキーが贈呈されました。
スズキは、1909(明治42)年に創業、1920(大正9)年に織機メーカーとして設立して以来、「価値ある製品を」の言葉のもとに、常にお客様の立場に立った“ものづくり”に情熱を注いできました。世界各国で生産・販売する今日でも、“ものづくり”にかける情熱は変わりません。
スズキ歴史館は、2009年4月に開館したスズキの“歴史”や“ものづくり”を紹介する展示施設です。織機・二輪車・四輪車・船外機など、時代とともに歩んできた創業以来の多くの製品と、現在のクルマづくりの様子が展示されています。
開館以来、100万人以上のお客様にご来館いただいています。
スズキ歴史館
1909年の織機から始まるスズキの歴史、二輪分野に進出した1952年発売のバイクモーター「パワーフリー号」、量産型軽自動車として日本初となる1955年発売の「スズライト」、1970年発売の「初代ジムニー」、1979年に47万円で発売された「初代アルト」など、懐かしいクルマを趣向をこらした演出で見ることができます。
創業当時の織機
パワーフリー号
スズライト
クルマづくりをテーマに、新しいクルマが誕生するまでの企画・開発から生産・販売までの過程を、順を追って展示しています。
スズキのクルマが工場でどのようにつくられていくかを迫力のある3Dシアター「ファクトリーアドベンチャー」で見ることができます。さらに、実物大の組立ラインの展示もあり、クルマの製造現場を疑似体験できます。
工場で活躍するロボット、スズキの海外でのものづくりを紹介する映画「ワールドアドベンチャー」、地元・遠州地方を紹介するコーナーなど、多彩な仕掛けで、マニアだけでなくクルマに興味を持ち出す年頃の子供たちにとっても楽しめる施設となっています。
デザインルーム
組立ライン
遠州コーナー
スズキ歴史館は、自動車産業についての理解を深める小学校の校外学習の場として、多くの小学校にご活用いただいています。クルマができる工程を詳しく学習することができます。
2023年度は、地元の浜松市はもとより静岡県中・東部からも来館いただき、147校11,251名の小学生をご案内しました。見学後には、スズキ歴史館と工場をオンラインでつなぎ、リアルタイムで工場で働く人に質問ができる「オンラインQ&A」を実施しました。
多くの小学校の社会科見学を受け入れることで子供たちに自動車産業について知識を深めてもらいたいと考えています。
社会科見学の様子
地域社会との交流の場として、“ものづくり”に対する興味を持ってもらうために子供向けイベントを実施してきました。スズキの“歴史”や“ものづくり”にちなんだ体験学習を内容とし、子供たちには教科書での勉強とは違った形で楽しんでいただいています。
2023年度も夏休み、冬休み、春休みに3回のものづくりイベントを実施しました。
スズキ歴史館では、明日を担う子供たちの“ものづくり”に対する興味を育むために今後も継続してイベントを行っていきたいと考えています。スズキ歴史館は地域の皆様からも喜ばれる施設となるようこれからも努力を続けていきます。
ものづくりイベントの様子
スズキの歴史とクルマ作りを紹介する「スズキ歴史館」が、2024年9月7日に、2009年4月の開館から15年5カ月目で累計来館者数100万人を達成しました。
同日、100万人目のお客様となった神奈川県横浜市からお越しのご家族に、スズキの鈴木俊宏社長より記念品を贈呈しました。
スズキ歴史館は、小学校の社会科見学にご活用いただくなど地域社会の学びの場としてご活用いだいています。遠方の小学校にもご活用いただけるよう、教室と工場を繋ぐ「オンライン社会科見学」を2022年より開始いたしました。また、子どもたちにものづくりに対する興味を育む場となるよう、ものづくりイベントを実施しています。
スズキ歴史館は、今後もさらに多くのお客様に親しんでいただける施設を目指してまいります。
100万人目となったお客様と鈴木俊宏社長
スズキアスリートクラブは、オリンピックや世界陸上など国際大会で活躍できる選手の育成を目指し活動し、2004年のアテネオリンピックから2016年のリオデジャネイロオリンピックまで4大会連続で日本代表選手を輩出しており、2022年世界陸上オレゴン大会では男子4×100mリレーに鈴木涼太選手、2024年パリオリンピックには女子やり投げの斉藤真理菜選手が日本代表メンバーにも選出されました。
中村明彦選手(男子10種競技・リオ五輪日本代表)、新井涼平選手(男子やり投げ・リオ五輪日本代表)などオリンピアンを中心に国内外で活躍するトップアスリートたちは、様々な地域で行われる陸上教室や講演会に協力し、自身の経験を踏まえ、日本の陸上競技の普及と発展、児童の体力向上に寄与しています。
また、社内健康経営推進チームと連携しアスリートクラブ選手が考案したオリジナル体操を従業員に普及する活動や地域自治体のイベント行事に参加し健康増進にも努めています。現役アスリートが競技生活で培ってきた経験や身体に対する知見、コンディショニングや食事管理などを役立てたいと考えます。
今後もスズキアスリートクラブでは陸上競技の楽しさや、スポーツを通して得られる感動や夢を、子供たちに伝える活動を続けていきます。
スズキは公益社団法人日本エアロビック連盟を通じて、エアロビック競技を広く支援しています。
エアロビックは、アメリカで提唱された運動処方理論「エアロビクス」を起源として、その後に派生したエアロビックダンスやエクササイズを技術的に体系化して「スポーツ」に発展させたものです。
近年では体操競技と同様に表現スポーツや採点スポーツに位置づけられています。1984年には日本でも「第1回全日本フィットエアロビクス・チャンピオンシップ」(現在のスズキジャパンカップ)が開催されるなど世界中に広がっていきました。現在では、世界80ヵ国で行われているといわれ、スズキワールドカップエアロビック世界大会をはじめ、国際体操連盟(FIG)の世界選手権大会など国際大会も開催されています。
エアロビックは、子供から高齢者まで男女の区別なく手軽に楽しめる参加型のスポーツです。特に高齢化社会に対応した「スローエアロビック」、障がい者に対応した「アダプテッドエアロビック」など、SDGsの17の目標のうちの3(すべての人に健康と福祉を)に対応する社会貢献活動と位置づけ、普及支援に努めています。
スズキは、1980年より公益財団法人スズキ財団(以下、スズキ財団)を通じて、研究者の科学技術研究に対する助成活動を行っています。
スズキ財団は、1980年にスズキ株式会社の創立60周年の記念事業として、関連企業とともに基金を寄託して「財団法人機械工業振興助成財団」として設立され、2011年4月1日「公益財団法人スズキ財団」となりました。
今日、小型自動車産業は、エネルギー、地球温暖化などの問題が深刻化する中で、生産から使用、廃車までのライフサイクルでカーボンニュートラルを目指すことのみならず、交通事故ゼロを目指した先進安全技術の高度化など、これまでとは比較にならない高度で複雑な課題を解決することを期待されています。こうした期待に応えるためには、関連する工業の高度な発展と、優秀な技術者の確保が何よりも大切であり、技術開発に対する援助・助成と、これらの分野に携わろうと意欲を燃やす若い研究者に対する一層の奨励と援助を続けていきます。
そして、小型自動車をはじめとする国民生活における利便の増進に資する機械等の生産及び利用・消費に関わる科学的研究の助成と、その成果の普及等を通じて我が国機械工業の総合的な発展と国民福祉の増進に寄与していきます。
環境や情報、制御、材料、生産などの技術に関する基礎的・独創的研究に対し、社会発展の基礎を築く研究に助成を行います。特に、若手の研究者を支援するため、一般枠に加えて35歳以下の若手枠を設けて公募しております。2023年度は、一般枠と若手枠を合わせて55件、1億1,183万円の助成を行いました。1980年度から2023年度までに、全国の大学・高専・研究機関の研究者に累計1,329件、総額19億2,464万円の研究助成を実施しました。
安全問題や地球環境の保全やエネルギー資源節約等、自動車工学分野等が早急に取り組まなければならない課題に対し、研究者が知恵を集結し解決を目指す研究テーマに助成を行います。本助成は2003年度より開始し、毎年、現在解決が求められている、あるいは将来直面する問題等を課題として、提案形式により研究者から広く募り、優れた提案に対し研究助成を行います。2023年度は、4件、3,881万円の助成を行いました。2003年度から2023年度までに累計49件、総額4億5,747万円の助成を行いました。
科学技術分野の基礎的・独創的研究成果のさらなる充実・発展を目的として、国内外で行われるシンポジウム・会議等の開催、或は海外で開催されるシンポジウム・会議への出席等にかかる経費を助成しています。2023年度は、53件、1,573万円の助成を行いました。2023年度までに累計742件、総額2億1,176万円の助成を行ました。
静岡大学とハンガリーブダペスト工科経済大学及びインド工科大学、豊橋技術科学大学とインドの各大学との研究者交流協定に基づき、1999年度からスズキ財団は研究者の日本への留学を支援しています。
2023年度は、ハンガリーブダペスト工科経済大学から静岡大学への研究留学助成と、インド工科大学から静岡大学および豊橋技術科学大学への研究留学を合わせて4名、1,412万円の助成を行いました。1999年度から2023年度までに、累計32名、総額1億6,229万円の助成を行いました。
スズキ財団は、2020年に財団設立40周年を記念して、我が国の機械工業技術の更なる発展を目的とし、「何事もまずはやってみよう」という「やらまいか精神」で常に意欲的に挑戦し、優れた功績を上げた研究者を毎年顕彰する事業として「やらまいか大賞」と「やらまいか特別賞」を創設しました。
「やらまいか大賞」は、小型自動車をはじめとする国民生活における利便の増進に資する機械等の生産・利用・消費に係る科学的研究に関する発展に顕著な功績のあった研究者について顕彰します。また、「やらまいか特別賞」は、過去にスズキ財団の科学技術研究助成、および課題提案型研究助成を受けたものの中から、その成果が将来に渡り、顕著である研究者について顕彰します。「やらまいか大賞」受賞者には賞状及び金杯、副賞として1,000万円、「やらまいか特別賞」受賞者には賞状及び金杯、副賞として300万円が贈呈されます。
第4回やらまいか大賞は、塩路昌宏 京都大学名誉教授に、やらまいか特別賞は、伊東明美 東京都市大学教授に授賞しました。
第4回やらまいか大賞とやらまいか特別賞の贈呈式
左から鈴木 修 スズキ財団顧問、塩路 昌宏 京都大学名誉教授(やらまいか大賞受賞者)、伊東 明美 東京都市大学教授(やらまいか特別賞受賞者)、鈴木 俊宏 スズキ財団理事長
第4回やらまいか大賞、やらまいか特別賞の受賞者、及び2023年度科学技術研究助成、課題提案型研究助成の受賞者、並びにスズキ財団役員の皆様
・総資産 | : | 156億2,751万円(2024年3月31日) |
---|---|---|
・助成件数 | : | 2023年度 116件、1980年度から2023年度までの累計 2,152件 |
・助成金額 | : | 2023年度 1憶8,049万円、1980年度から2023年度までの累計 27億5,616万円 |
病気の原因を解明し健康保持に努めて、楽しく豊かな生活をおくることは、人々の願いでもあります。進化学の研究部門でノーベル賞候補にまでなった、故木村資生博士の研究業績をたたえて、2004年12月、スズキの基金寄附によって「公益信託進化学振興木村資生基金」が設立されました。この基金では、進化学分野の研究を行い、大きな研究功績を残された方の顕彰等を行っています。
左から鈴木俊宏 スズキ株式会社代表取締役社長
Dr. William F. Martin(ドイツ:受賞者)
五條堀 孝 木村資生基金運営委員長
左から鈴木俊宏 スズキ株式会社代表取締役社長
Dr. Richard R. Hudsonのご令室
Dr. Richard R. Hudson(USA:受賞者)
五條堀孝 木村資生基金運営委員長
スズキは、2000年よりスズキ教育文化財団を通じ、静岡県内にて青少年の健全育成に寄与するための助成活動を行っています。同財団は、スズキ創立80周年記念事業として、スズキグループが基金の全額を寄託して設立した公益法人です。
静岡県内の高校生及び静岡県内の高等学校を卒業した大学生で、向学心がありながら経済的な理由で学業に専念できない方に、返済不要の奨学金を支給しています。2023年度は、高校生107人、大学生21人に総額4,281万円の奨学援助を行いました。
また、地元浜松にある静岡文化芸術大学において優秀な成績を収めた方に、返済不要の奨学金を支給しています。向学心向上を奨励することで、社会に貢献できる人財を育成し、浜松地域の発展に寄与できるよう、2023年度は学部3年生7人に総額210万円を給付しました。
奨学生認定証授与式
障害のある子供たちがスポーツや学習活動を通じてあらゆる可能性を広げられるよう、静岡県内の特別支援学校PTAに対し、遊具やスポーツ器具、楽器など児童・生徒が使用する物品を寄贈しています。
2023年度は、36校のPTAへ38品目、総額2,699万円の物品を寄贈しました。
特別支援学校PTAへの寄贈品「電子黒板」
外国籍の子供たちに対する学習支援として、静岡県より各種学校の認可を受けている南米系外国人学校「ムンド・デ・アレグリア学校」(浜松市中央区雄踏町、生徒数:幼稚園児から高校生まで253人(ブラジル系239人、ペルー系14人))に資金援助を行っています。
この学校は、日本のバブル期に労働力を補うため来日した多くの日系人労働者の子供たちの学校です。
2023年度は、300万円の資金援助を行い、「母国語と日本語の両言語を習得し、地元に貢献できる人財の育成」を目指す同校を支援しています。
ムンド・デ・アレグリア学校の生徒たち
(スズキ秋祭り)
総額 7億5,537万円
2023年度、スズキグループでは地域社会に対して、以下の支援を実施しました。
被災地域および被災者への支援活動に役立てていただくため、日本赤十字社を通じて1,000万円の義援金を寄付しました。また、ご要望のあった被災地域の自治体へは、車両を貸与しました。
3月23日〜6月16日、「浜名湖花博2024」浜名湖ガーデンパーク会場に出展・参加し、「人・自然・テクノロジーの架け橋〜レイクハマナ デジタル田園都市〜」というテーマに込めた想いを体現するため、スズキの多様なモビリティを活用し、自動運転など先端技術を活用した新しい暮らしの提案をしました。来園されるお客様が快適に花博を楽しんでいただける車両やアプリの体感、持続可能な社会を目指した環境活動などを通して、浜名湖花博20周年記念事業に協力しました。
開催期間中は来園者の移動用にハンドル形電動車いす「セニアカー」15台、電動アシストカートのコンセプトモデル「KUPO」2台を貸出しました。また、セニアカー15台については、会場となった「浜名湖ガーデンパーク」「はままつフラワーパーク」へ2024年8月に寄贈しました。
ハンドル形電動車いす
「セニアカー」
電動アシストカートのコンセプトモデル「KUPO」
販売代理店ではSDGsの観点より各社に適した方法でさまざまな支援活動を実施しています。
ペットボトルのキャップを回収し、その収益で世界の子供たちにワクチンを届ける活動
株式会社スズキ自販山口
ペットボトルキャップ回収
家庭で余っている食品を持ち寄り、それらをまとめて地域の福祉団体やフードバンクに寄贈する活動
株式会社スズキ自販岩手
フードドライブ活動
不要になった衣類等を回収して送ることでワクチンが寄付される取り組み
株式会社スズキ自販鹿児島
古着de ワクチン活動
2023年度(2023年4月から2024年3月)において、以下の活動を行いました。
医療、教育、水、衛生、共通の地域資産などの分野でさまざまな地域開発イニシアティブを実施。
2017年から16の村でモバイル健康ユニット(MHU)を通じた持続可能な健康改善プログラムを実施しています。(2023–24年度には新たに6,109人、4,315人をフォローアップ)また、周辺23村での専門医療チェックアップキャンプを実施しています(2023–24年度に合計2,629人)
2023年、NGO(Nirmaya Charitable Trust)が運営する2つの眼科センターを設立し、コミュニティヘルスを支援しました。今年も引き続き、これらのセンターへの資金援助を行い、貧しい患者に対する白内障手術とセンターの定期メンテナンスを支援します。これらの白内障手術(約350件)は、低所得層の貧しい患者に無料で実施されます。
インダス病院と協力して2023年12月7日に献血キャンペーンを開催しました。従業員は献血キャンペーンに積極的に参加し、合計80人のドナーが自発的に血液を提供しました。
2023年6月8日にギルギット・バルティスタンのカーマン地区保健局(DHO)に医療機器(酸素濃縮器、吸引機、ECG機器)と医薬品を寄付しました。カーマンはギルギット・バルティスタン州の遠隔地で、人口は約60,000人で、雪に覆われた山々や危険な道路に村が点在しています。特に冬季には人々の移動が非常に困難になります。毎年、数千人の患者がこれらの医療施設で無料の医療治療を受けていますが、専門的なサービスが不足しているため、多くの患者が地区外の高度な医療施設に紹介されます。したがって、地域住民のための医療施設を強化するためにDHOカーマンに寄付が行われました。
2023年7月13日にコーヒーゴス女性病院にCOVID保護アイテムを寄付しました。
COVID保護アイテム(フェイスマスク、フェイスシールド、ボウガード、消毒液ボトル)の在庫はMCDおよびVFA部門にありました(COVID予防措置の緩和に伴う余剰在庫)。
これらのアイテムは病院で定期的かつ継続的に使用されており、コーヒーゴス女性病院は近隣地域やその他の地域の住民に無料の医療治療を提供しています。
2023年10月26日にバンズセンターに150,000枚のフェイスマスクを寄付しました。バンズセンターは、2004年にシンド州政府との協力で設立された重要な66床の慈善病院で、火傷患者の治療を専門としています。この施設は最新のICUやその他の設備を備え、資格を持つ医師や医療スタッフのチームがいます。重要なことに、バンズセンターはパキスタン全土の恵まれない火傷患者に無料の医療治療を提供しています。これらのフェイスマスクは病院にとって貴重な資源であり、必要に応じて医師、スタッフ、患者を保護します。
従業員や地域住民の一部に対してHIV/AIDSおよび発育阻害に関する意識を高める活動を行っており、またHIVおよびAIDSに関する政府のプログラムを支援しています。
マラリアやデング熱の予防として、定期的に(季節に応じて2週間に1回)タンブン地域および周辺住民のために蚊の燻蒸活動を実施しています。
タンブン地域の地域住民の活動を支援するために2023年度に合計60,000,000ルピアの寄付を行いました。
チカラン地域の孤児に対して、砂糖、米、油などの食料パッケージ/食料品を寄付しました。
ベカシ県の干ばつ災害管理支援のために、1000リットルのIBCタンクを3つ寄付しました。
チカラン地域の「ポシャンドゥ」(地域に基づく基本的な健康施設)向けに医療機器、例えばベッドを寄付しました。
2023年12月21日、スズキフィリピン社工場でフィリピン血液センターと提携して年一回の献血活動を行いました。64人の従業員がこの健康・ウェルネスプログラムにボランティアとして参加し、この内40人が献血しました。
2023年10月4日、運転免許証の発行と車両登録を担当する政府機関の陸上交通局(LTO)に二輪車アヴェニス5台と四輪車S-presso1台を寄付しました。これらの車両は、運転免許申請者のテスト車両として使用されます。また、2023年11月24日には、火災の予防や鎮圧により国民を災害から守る政府機関の消防局(BFP)に二輪車アヴェニス4台を寄付しました。これらの車両は、緊急対応や調査に使用されます。
2023年のクリスマスに、直営店がチャリティフェアを開催し、その収益を利用してタンビン孤児院の子供たちにプレゼントしました。また、2024年1月、ベトナムスズキ社と労働組合がMAI AM BE THO孤児院を訪れ、書籍、衣類、おもちゃ、シャンプー、そして1700万VND相当の現金を寄付しました。
ボランティアデーでは、財源が厳しいコミュニティを支援しています。
トラベラーズ財団(リサラルダ県ラ・ヒルヒニア市)は、寄付された中古品で作った学用品の入ったバッグを配布しました。
サン・イシドロ・レインボービギニングコミュニティ(リサラルダ県プエルト・カルダス市)は、野菜の栽培を行って食料経済の発展に努めています。また、インフラを環境に適合させるための活動も行っています。
BanCO2プログラムは、企業が農村部などの家族へ資金を提供することによって、環境保全のために出資したとみなす環境オフセット戦略で、貧困家庭への経済支援を通して環境保全のための補償をする活動です。スズキコロンビア社は、リサラルダ県の2家族への経済的支援を通じて2ヘクタール分の森林保全の補償をしています。
リットル(L)Xキロ(Kg)アクションは、40人のモータージャーナリストがスズキ車を運転し、事前に準備されたサーキットコースを認証を受けた平均燃費を下回るように走行することを目的としたイベントです。平均燃費を下回った燃料をリットル(L)単位で計算し、そのリットル数がマドリードフードバンクに寄付する食料品のキログラム(Kg)単位に換算されます。このイベントは2016年に初めて実施され、以来毎年行われています。コロナの影響があった2020年も数週間遅れましたが実施されました。
2023年には、スズキイベリカ社設立20周年に合わせて、過去に最高得点を獲得した20人のジャーナリストと、有名人20人(インフルエンサー、歌手、俳優、女優、シェフ、成功した起業家など)と共に実施されました。
2024年開催の第9回では、過去に寄付した食料品と合計したところ、スズキイベリカ社の寄付は27トン以上になりました。さらにスズキエクスペリエンスアクション(参加者が最低1Kgの食料品(生鮮食品以外)を持参すれば無料でオフロードドライビングコースを走行できるイベント)を合わせると、寄付した食料品は合計で35トンを超えます。
この活動は、社会的排除のリスクにさらされている年間180,000人以上(7,000人以上は赤ん坊)を支援するフードバンクにとっては大海の一滴に過ぎませんが、この活動がメディアによって報道されたことで、スズキはスペインの自動車業界で最も社会貢献度の高いブランドの一つとして認識されるようになりました。
Glow-Kids-Goは、子供の歩行者の安全を促進するキャンペーンです。子供たちの安全を確保するために、慈善団体が反射糸を織り込んだビーニーを作りました。これらのビーニーは子供たちを暖かく保つだけでなく、車のヘッドライトを反射してドライバーに存在を知らせます。低所得地域の子供たちにこれらのビーニーを作成し供給することに貢献しました。
マルチ・スズキ・インディア社は、地域社会開発、人材開発、交通安全など、さまざまな分野で優れた取り組みを行っていることが認められ、表彰をいただきました。過去1年間の受賞は、下の表の通りです。これからもCSR活動を通じて社会や環境に良い影響を与えられるよう努めていきます。
受彰名 | 表彰機関 |
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インドで最も持続可能な企業(IMSC)受賞(自動車部門における指導的持続可能性憲章について) | ビジネスワールド |
FICCI道路安全賞(企業による道路安全への卓越したコミットメントについて) | インド商工会議所連盟(FICCI) |
インドCSR賞(10年プロジェクト – IDTR(運転交通機関)について) | インドCSRネットワーク |
インドCSR賞(年間プロジェクト – ザイダス・シタプール病院について) | インドCSRネットワーク |
インドCSR賞(統合村開発について) | インドCSRネットワーク |
全国CSR賞 自動車部門 受賞 | 第11回グローバル安全サミット(GSS) |
ASSOCHAM医療賞(ベストCSR優秀医療について) | インド商工会議所連盟 |
マハトマ賞(COVID-19中の人道的対応について) | CSRライブウィーク |
社会的及びビジネス企業責任賞(SABERA) | シンプリー・スパマメディアネットワーク |
ゴールデン・ピーコック賞(ベストCSRについて) | 取締役協会 |