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CSRトップメッセージ

社会に貢献し、世界中で愛され、信頼されるスズキを目指して 代表取締役社長 鈴木 俊宏

はじめに、新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々に深くお悔やみを申し上げますとともに、療養されている方々にお見舞いを申し上げます。医療従事者の方々をはじめ、ライフラインの確保など、日々懸命に取り組まれている皆様に心より感謝申し上げます。感染拡大はいまだかつて経験したことのない事態ですが、当社グループをあげて、生産、販売、管理面での対応を迅速に実行してまいります。
また、当社の完成検査における不適切な取扱いにつきまして、株主の皆様には、多大なご心配、ご迷惑をおかけいたしましたこと、改めて心よりお詫び申し上げます。当社はあらゆる業務において法令遵守を徹底するため、全社的意識改革及び組織風土の改善に経営陣を中心に全社一丸で取り組んでおります。その中で、完成検査業務につきましては、現場の意見吸い上げ、検査員の増員による検査員の負担軽減、検査設備の改善等を進め、より確実に正しい検査を安定して行うための取組みを推進してまいりました。今後も引き続き、さらなる改善に向けた取組みを継続してまいります。

現在、自動車産業は大変革の時代を迎えています。このような変革期には、現在からの延長線ではなく、長期展望として10年、15年先に目指す姿を描き、そこから現在に遡って今後行うべきことを考え、未来を切り拓くことが必要です。長期展望に向けた活動のうち、当レポートで紹介するCSRの取り組みについては、ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点から、以下の通りさらなる強化を図っています。

「環境」については、気候変動を当社の事業に関連するリスクや機会として明確に認識しています。例えば、排出ガスやCO₂/燃費基準など様々な法規制の強化が進められる中で、これらの規制を遵守するための開発費用の負担増加は当社の業績に大きな影響を与える可能性があります。一方で、当社が得意とする小さなクルマは、生産に必要な材料やエネルギーが少なく、また使用時のCO₂排出量も抑えられることから、そうした技術の開発と普及に強みを持ち、これを継続して高めていくことで、当社は気候変動を大きな機会につなげていくことができると考えます。
2020年4月には、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言への賛同を表明いたしました。今後は、気候変動に対する開示の拡充にも努めてまいります。
さらに、環境問題に対する長期視点の方向性、2050年に当社がありたい姿を示した「スズキ環境ビジョン2050」を2020年11月に発表しました。

「社会」については、ステークホルダーの皆様のご期待に応えるよう、安全・品質を第一に、地域社会への貢献、人への投資、人材育成、労働安全などに積極的に取り組んでまいります。

「ガバナンス」については、会社のあらゆる業務を網羅するようコンプライアンス体制やリスク管理体制を根本から見直し、内部統制を強化してまいります。

当社は2020年3月に創立100周年を迎えることができました。この100年、スズキは織機、二輪車、四輪車、船外機と多くの挑戦をしてきました。これらの挑戦があったからこそ、今のスズキがあります。株主の皆様、お客様、お取引先様、従業員、当社のあらゆるステークホルダーの皆様に感謝、まさに「感謝。感謝。感謝の100年」でした。

今後とも長期的な展望に基づいて価値ある製品づくりとサービスの提供、企業価値の向上に努め、次の100年に向けてさらなる挑戦を続けてまいります。引き続き、皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

スズキ株式会社 代表取締役社長
鈴木 俊宏

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