スズキは、歩行者、自転車、二輪車、四輪車など、すべての人がお互いに安全なモビリティ社会で暮らせるよう、「安全技術への取り組み」を強化し、積極的に安全性を向上させています。
スズキの安全技術、それは、乗る人の毎日を想い、小さなクルマで大きな安心を届ける技術。
前方・後方の視界をしっかり確保するための大きな窓や視認性の高いディスプレイ、操作しやすいスイッチ類など、誰もが安心して乗れる運転のしやすさを考えた基本安全。ヒヤリとする一瞬までも最小限に抑え、事故そのものを未然に防ぐ予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」。衝撃吸収ボディーをはじめ、万一の衝突被害を軽減する衝突安全。
培い続けてきた安全技術の数々が、いつも、毎日の安心につながっていること。小さなクルマに、大きな安心を乗せて。スズキは、人とクルマの楽しい毎日を支え、事故のない未来に向けて走り続けます。
(2024年1月現在)
対象車種 | ||||||
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アルト | ラパン | ワゴンR | スペーシア | クロスビー | スイフト | |
衝突被害軽減ブレーキ | デュアルカメラブレーキサポート | デュアルカメラブレーキサポート | デュアルカメラブレーキサポート | デュアルセンサーブレーキサポートⅡ | デュアルカメラブレーキサポート | デュアルセンサーブレーキサポートⅡ |
後退時ブレーキサポート | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
誤発進抑制機能 | 前後 | 前後 | 前後 | 前後 | 前後 | 前後 |
車線逸脱抑制機能 | ● | ● | ● | |||
車線逸脱警報機能 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
ふらつき警報機能 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
アダプティブ クルーズコントロール |
● (全車速追従) |
● (全車速追従) |
● (全車速追従) |
● (全車速追従) |
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標識認識機能 | ● | ● | ● | ● | ||
ヘッドアップディスプレイ | ● | ● | ● | |||
ハイビームアシスト | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
先行車発進お知らせ機能 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
ブラインドスポット モニター |
● | |||||
リヤクロストラフィック アラート |
● | |||||
全方位モニター用カメラ | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
車線維持支援機能 | ● | ● | ● |
衝突事故による乗員や歩行者に対する傷害被害を軽減するため、車両に衝突安全機能を装備しています。
衝突時の衝撃を効率よく吸収・分散するボディー構造を採用。さらに、高張力鋼板や超高張力鋼板を広い範囲に採用したプラットフォームやコンピューターによる構造解析により、安全性向上と軽量化を両立しています。
ボディー構造のイメージ画像(車種:スイフト)
運転席・助手席SRSエアバッグに加えて、フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグを標準装備。6つのエアバッグで衝撃に備えます(一部の車種、グレード及び仕様を除く)。
エアバッグ膨張時のイメージ画像(車種:スイフト)
全席にフロント・リヤELR3点式シートベルトを採用。前席シートベルトには、衝突時、ベルトを瞬時に巻き取るプリテンショナー機構、胸への衝撃を緩和する可変フォースリミッター機構を装備。
フロント・リヤELR3点式シートベルト作動時説明画像
ボンネットやフロントワイパー周辺、フロントバンパーなどに衝撃吸収構造を採用。万一の歩行者との接触時に、頭部だけでなく脚部へのダメージ軽減を図ります。
対象車種 | |||||
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アルト | ワゴンR | スペーシア | クロスビー | スイフト | |
TECT | ● | ● | ● | ● | ● |
6つのSRSエアバッグ | ● | ●※3 | ● | ●※3 | ● |
フロント・リヤELR3点式シートベルト | ● | ● | ● | ● | ● |
頚部衝撃緩和フロントシート | ● | ● | ● | ● | ● |
頭部衝撃軽減構造インテリア | ● | ● | ● | ● | ● |
ISOFIX対応チャイルドシート固定用アンカー (後席2名分) |
● | ● | ● | ● | ● |
歩行者傷害軽減ボディー | ● | ● | ● | ● | ● |
一人ひとりが四輪車・二輪車メーカーの従業員として自覚を持ち、社会の模範となる運転を心掛けるよう、業務上や通勤途上の交通事故のみならず、私用での運転についても交通事故防止を図るため、以下の取り組みを積極的に実施しています。
新入社員を対象とした安全運転講習の実施
(協力:掛川自動車学校)
四輪車・二輪車を製造・販売しているメーカーとして、従業員の二輪通勤者等を対象に、「二輪車安全運転講習会」を開催し2023年は2回開催、8名が受講しました。
メーカー従業員として、社会の模範となる運転を心がけるよう、安全運転講習会を実施しています。
販売代理店では、お客様に商品を正しくご使用いただき、安全に注意して運転いただくため、各地で交通安全講習会や体験会等を実施しています。
株式会社スズキ自販茨城
茨城県自動車学校主催「シルバー・ドライバーセミナー」
お客様や地域の皆様が交通ルールの遵守と正しい交通マナーを実践しておクルマを運転いただけることを望んでいます。スズキ販売代理店は交通事故のない社会つくりに協力していきます。
株式会社スズキ自販大分
「春の全国交通安全運動」
2023年度(2023年4月から2024年3月)、以下の活動を行いました。
地域の皆様の交通安全のため、道路安全意識向上活動(2023–24年度7村で約22,667人の村人が参加)、全国道路安全週間の実施、ストリートプレイ、ランブルストリップスの設置、標識や点滅灯の設置及び看板の掲示などを実施しました。
2023年3月17日に「安全/防御運転技術」に関するセッションを実施しました。また、2023年6月5日には、車両運搬業者のオーナー、マネージャー、スーパーバイザー、ドライバー、北部地域の地域オフィススタッフの安全を高めるために行われました。コーポレートプランニング部門の責任者が、参加者に安全で防御的な運転技術、交通ルールと規制、交通標識、緊急時の対策、車両メンテナンステクニックなどについての知識を提供しました。セッションは理論、図解、ビデオデモンストレーションで構成されていました。安全指導書も研修参加者に配布されました。会社で35人、北部地域オフィスで17人の参加者がこのセッションに参加しました。
(一社)日本二輪車普及安全協会に参画し、二輪車安全運転推進委員会と協力して、二輪車の実技を伴う安全運転講習会“ベーシック ライディング レッスン”に指導員を派遣し、講習会の開催に努めています。
また、二輪車の盗難防止を目的に実施している「二輪車防犯登録」の普及推進にも協力しています。
(一財)全日本交通安全協会が主催する「二輪車安全運転特別指導員養成講習会」や「特別指導員中央研修会」に専門員を派遣して、指導員の育成・普及推進に協力し、広く二輪車の安全運転啓発活動に取り組んでいます。
8月19日は「バイクの日」として、(一社)日本自動車工業会等の業界団体と協力し、バイクの楽しさと交通安全をPRするイベントの開催やWebコンテンツの配信等を行っています。
スズキ二輪車を購入した30歳以下の公道走行に不安を抱えている方、免許を取得したものの運転に自信を持てない方を対象としたライディングスクールです。
全国の主要都市にある教習所にて開催。座学を行い、公道走行におけるライディング技術の基礎練習を行います。「走る、曲がる、止まる」の基本練習として、ブレーキングから低速でのバランス走行など、普段の運転において大切な技術を楽しく学べるスクールとして、2023年は3回開催し38名が受講しました。
インド全土を対象にデジタルメディアを通じた交通安全啓発活動を始めました。この新しいデジタル啓発キャンペーンでは、交通安全とライダーの安全に関する情報をInstagram、Facebook、Twitter(X)、LinkedInなどの各種デジタル・ソーシャル・メディア・プラットフォーム、警察当局のソーシャルメディアアカウント、映画館との提携など、さまざまなデジタルメディアチャンネルを活用し、一連の動画を通じて交通安全とライダーの安全に関する情報を発信し、意識を高め、オンラインコミュニティの参加を促し、前向きな行動の変化を奨励し、コミュニティを教育し、交通安全意識を促進します。
安全とセキュリティの向上、および一般市民の意識向上に向けた取り組みを支援するため、グルガオン警察に交通安全メッセージバン2台を提供しました。これらの特別設計のバンには最先端のスクリーンとサウンドシステムが装備されており、交通安全、サイバー犯罪、女性の安全などに関する重要な情報を広めていきます。これらの車はグルガオン地区内の学校、大学、コミュニティ、村々を巡回し、幅広い影響力を持ちます。
ハリヤナ州グルガオン警察にカスタマイズしたV-Strom SXを40台提供し、グルガオン市の交通安全と交通違反の減少を支援しています。これらのバイクは、公共放送システム付き2トーンサイレン、電子回路付きシーホークライトバイザー、バイク1台につき2つのヘルメット、サイドボックスといった、最新の警察用装備を備えています。
ハリヤナ州グルガオン警察に、ナンバープレート自動認識(ANPR)カメラと速度表示計を提供し、公共の場所に設置することで、速度超過車両による交通事故を減らし、交通安全を推進しています。
スズキモトスクールは、年齢や車種に関係なく、スズキ二輪車オーナーのためのトレーニングプロジェクトです。スズキモーターポーランド社の目標は、トレーニングによって、とりわけスズキのライダーの安全性を向上させることです。スズキモトスクールのトレーニングは全て技術習得に最も適したコースで実施されます。
二輪車の運転技術を向上させるトレーニングコースは、二輪車オーナーの間で年々人気が高まっています。スズキモトスクールの1日トレーニングは、経験豊富なインストラクターによって長年にわたり実施されており、ライダーの安全性向上に貢献しています。
2023年度には、ライダーのために9つのコースを用意し、コーナリング、ブレーキング、加速技術などを向上させる機会を提供しています。2023年のスクールには283名のライダーが参加しました。
スズキマリンアカデミーは、スズキのエンジンを搭載した(モーターおよびセーリング)ヨットを所有するお客様や、近く上記のようなヨットのユーザーになる予定の方々を対象に実施しています。トレーニングプログラム(初日は講義、2日目は実践)は、参加者の経験に合わせて行われます。トレーニングは基本、中級、上級の3つのレベルで行われ、モーターまたはセーリングヨットで実施できます。希望者は、キャプテン・ヤクブ・シマンスキー(経験豊富なモーターボートおよびセーリングインストラクターで、スズキと共同執筆した2冊の教科書の共著者)の指導の下、自分の船で授業を受けることもできるようになりました。
スズキは電動車いすを「より安全に」ご利用いただくため、担当者が対面で販売を行っています。販売時にはご自宅周辺での実車を使った取扱指導を実施し、安全な利用方法について理解を深めていただくように取り組んでいます。また地域警察や交通安全協会等と協力し「電動車いす安全運転講習会」を全国で実施しています。講習会では講義と実技講習によって受講者の交通安全意識の向上を図り、交通事故等の防止に努めています。
※ コロナ禍により2020年度の講習会開催回数は大きく減少した。
電動車いす安全普及協会(電安協)は、利用者に電動車いすを正しく安全にお使いいただくために、メーカーや販売会社等が発足させた団体です。電動車いすの安全かつ健全な利用を推進することによりその普及を図り、道路交通の安全に寄与することを目的としています。スズキは、電安協の会員として、電動車いすの安全利用のため活動に取り組んでいます。
スズキは電動車いすをご利用される方がより安全に運転できるよう、安全利用のための冊子を配布し安全運転の啓発を進めています。
冊子 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 |
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12,100冊 | 12,000冊 | 14,000冊 | |
2022年度 | 2023年度 | 5年間計 | |
13,500冊 | 15,500冊 | 67,100冊 |
冊子の内容は電動車いす安全普及協会のホームページでご覧いただけます。
http://www.den-ankyo.org/
電動車いす安全指導表彰制度とは、電動車いすの安全利用方法等について、交通安全教育、広報啓発活動を促進し、電動車いすが関係する交通事故を防止するための活動を積極的に実施している電動車いす関係者を警察庁交通局が表彰する制度です。スズキは電安協の事務局として、電動車いす安全指導表彰制度を積極的に推進しています。
2023年度 | 優秀賞 | (株)スズキ自販群馬 |
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